Entries

吸血髑髏船

あの頃映画 「吸血髑髏船」 [DVD]あの頃映画 「吸血髑髏船」 [DVD]
(2011/11/23)
松岡きっこ、入川保則 他

商品詳細を見る

 一九六八年に松竹で公開された松野宏軌監督作です。
 白黒映画ですが吸血鬼ゴケミドロより少し新しい作品ですよ。

 この作品の目玉は松岡きっこさんです。彼女の目ににらまれたらまさに蛇ににらまれた蛙になりますよ。

 太平洋のド真中で、三億円の金塊を積んだ貨物船が海賊に襲われた。
 依子(松岡きっこ)は船医の西里(西村晃)と新婚旅行中だったが、乗組員は皆殺しにあってしまう。
 ただ弾丸が着弾するシーンがないので迫力に欠けますが。
 この時点ではまだ松岡さんの目力は弱いですね。

 海賊は顔にやけどをした首領を始めとした、末次(金子信雄)、江尻(内田朝雄)、辻(小池朝雄)、小野(山本紀行)である。
 どれも濃い顔をしていますね。
 特に金子さんの濃い顔は必見ですよ。長いこと眺めていたいとは思いませんが。

 それから三年後、湘南のある教会で神父(岡田真澄)の助手をしている冴子は依子の双子の妹だ。
 ある日恋人の望月(入川保則)と海で遊ぶうちに、海中で骸骨を発見した。
 骸骨の造形はあまりにちゃちでしたね。お化け屋敷に出ていそうな感じです。
 それでも恐怖のあまり二人は陸に逃げ帰り、それ以来冴子は姉依子を想い出すようになった。

 ある日霧の洋上に貨物船を見た冴子は、モーターボートで沖へ出た。
 そして船長室に来た冴子はそこで航海日誌を発見し、田沼たちの謀叛を知るのである。
 そこで冴子は姉に憑りつかれてしまったのだ。
 姉の復讐に妹が付き合わされるという、なんとも迷惑な話である。
 ここから松岡さんの目に力がこもり始めてますね。

 海賊の一員である末次は、奪った近海を元手にナイトクラブの支配人をしていた。
 そこに江尻から依子を見たと聞かされたが相手にしなかった。江尻は賭博で身を崩していた。
 さらに辻は公務員だがアパートを二件持っていた。彼も依子を目撃したのである。
 
 酔っ払いの江尻だけでなく、辻も目撃したので、仕方なく末次は江尻を呼び出して相談していた。
 そしてシャワー室で江尻がセミヌードを見せて殺された。
 あまりありがたくないシーンだが、お色気シーンは別にあるので安心だよ(安心じゃねーよ!)

 一方で望月の元に冴子から手紙が届く。千葉の海岸にいるとのことだ。
 望月と神父は急いで彼女に会いに行く。千葉の海岸だけで探し出せるかは疑問ですね。
 そこは愛の力で探せるさ!!(無茶言うな)
 そもそも入川さんの目では探せないよ。

 辻と末次は早速潜水夫をしている小野を訪れたが、彼はすでに海中で無残な死に様を晒した。
 山本さんは出たら即殺されてましたよ。なんか適当な感じがします。
 その惨状を見た辻は、恐怖で発狂し灯台に登り、そこから舟の幻を見たあと落下して死んだ。
 一気に三人殺されましたが、具体的にどう殺したかは不明です。

 望月に発見され、教会に帰った冴子は、望月に別れを持ち出した。
 望月はさわやかだがあんまり頼りにならない。精々ボートの上でいちゃついただけだ。
 一応望月を巻き込みたくない理由だろうけどね。
 でも本当は目力の弱さに愛想を尽かしたのかもしれないが。根拠はないけど。

 告解室で冴子は神父に、姉を殺した男たちに復讐することを告白する。
 自分は双子だから姉の気持ちがわかるというオカルト理論を展開する。
 残る二人も必ず仕返すと心に誓った。そんな彼女を神父は優しくなだめる。
 しかし、その晩冴子の部屋に侵入した神父は、冴子の首をしめたのだ!!
 冴子はぐったりとなり、神父は安心して部屋を出た。

 そこに末次が飛び込んできて、神父の顔をはがした。
 実は神父は化けの皮で顔に火傷を負った海賊の頭である田沼(岡田真澄)の変身だったのだ!!
 なんでも二人は工作員だったらしく、他人を信用するなと教育されていたらしい。
 依子の亡霊に悩む田沼と末次は、竜王丸の正体を確かめるために沖へ乗りだすのだが…。

 白黒だから古臭そうに見えるが、中身は特撮を屈指した作品ですね。
 ほどよいお色気シーンがあり、顔が濃い小池さんや金子さんの死に様は圧巻でした。
 特にラストは特撮の技術を生かしており、迫力がありましたよ。

 ただ最後は「ハァ!?」な展開でしたね。突っ込みどころが満載でしたよ。
 ですが松岡きっこさんの迫力のある顔を見るだけでも価値のある作品でした。
 松岡さんの目ににらまれた人間は身動きが取れなくなるのです。
 そう、彼女の目はバジリスクだ。見たら石に変わってしまうのである。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kouhoba.blog.fc2.com/tb.php/956-26444e6f

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

江保場狂壱(こうほば・くるち)

Author:江保場狂壱(こうほば・くるち)
ようこそいらっしゃいました。
江保場狂壱の面白いと感じたものを紹介しています。
映画や漫画、ゲームなどがありますよ。
まあ一貫してないのが難点だけどね。

カウンターショック

皆様のおかげで元気になれます。来てくれてありがとうございます。

買い物

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR