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セントールの悩み 第3巻感想

 この作品での差別は重罪に近いらしい。ただしそれは先進国限定な気がします。差別してもすぐ捕まらないから。

 興味深いのは柴乃が通う幼稚園で、耳長人の男の子が差別するシーンがあります。こちらはサイレントで台詞は描き文字だけですが、差別が重罪かわかります。女性保育士が駆けつけ、柴乃を差別した男の子を叱ります。男の子は泣き出しました。ですが男の子は納得できず、その後も柴乃を執拗にいじめます。柴乃は後ろ足で男の子の腹を蹴りました。

 男の子の母親が抗議したのはこの件だけです。この世界は我々の住む世界に似ている。モンスターペアレントがいてもおかしくない。しかし3巻では登場してません。親もさすがに形態差別で噛みつけないと思っているかもしれない。しかし家庭では平然と差別している可能性はある。人に聞かれなければ何を言っても大丈夫って感じだ。夾子が人馬の歴史や差別のことを話したが、違法になるらしい。それでも逮捕されなかった。

 形態差別を取り締まるのは誰なのだろうか。少なくとも盗聴器や衛星とか使われていないようです。南極蛇人は蔑称になるけど、平気で口にしている。内輪だけならいいのかもしれない。それに他国では平気で形態差別が行われていた。形態差別が重要視されたのは近年で、先進国限定な気がします。柴乃の件は同年代には避けられたけど、年下の子に甘えられました。その反動で姫乃に甘えます。

 姫乃が南極人が怖いというのも、公言したら危険だそうです。姫乃の場合は昔見た映画の影響で南極人を恐れているだけだ。それで南極人が本当に転校してきたから驚きだ。ケツァルコアトル・サスサススールは身体がべた塗でシンプルな作りです。一巻でファッション誌に南極人が載っていましたが、両腕は鱗に覆われてました。彼女はつるんとした腕でした。南極人でもいろいろいるようですね。

 他は姫乃のクラスが授業でソフトボールをしたり、赤点を取った希のために勉強会を開いたりしています。あと特定の男子たちがチャンネル争いしてました。夏祭りがあるのか姫乃たちが迎えに来ましたが、ある程度親交があるようですね。人馬の水着に欲情する小守が好きです。

 あと同級生に章という竜人がいますが、希と容姿が似ています。章は角が生えて眼鏡をかけてますので区別はつく。竜人でも角が生えている人がいるようですね。角人の角が千差万別なのと一緒なのでしょう。

委員長の御魂の三つ子の妹と末の妹たちの話は癒されます。三つ子は元気だけど、翼人と耳長人のハーフである末っこは体が弱いようですね。裏表紙では御魂と同じ髪色です。翼人と人馬は奇形児が生まれやすく、仮に生まれても政府が生涯保証するそうだ。末っこは保障されているように見えない。特定のハーフでないとだめなのだろうな。

 ちなみに末っことままごとをしていたのは牧神人で脚が蹄です。人魚も居住区にいるわけではなく、抱っこされて生活している。人間はいろいろですね。

おまけでは超自然の存在で神や悪魔などが紹介されました。翼人のフランケンシュタインや、竜人のドラキュラも紹介されています。ドラキュラのイメージがベラ・ルゴシとありました。あとは牧神人の魔法少女プリティホーンが出てますね。なかなか面白いです。

セントールの悩み 3 (リュウコミックス)セントールの悩み 3 (リュウコミックス)
(2012/09/13)
村山 慶

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