Entries

セントールの悩み 第一巻感想

 セントールとはケンタウロスを英語読みしたものです。主人公はセントールの女子高生という珍しい設定ですね。

 主人公だけではなく、人間はひとりもいません。それが普通の世界なのです。人間に近い人種はいますけどね。でも形態を区別することは差別に当たる世界なのです。それらの設定はさらりと日常会話に出てくるのでくどくないです。

 主人公の君原姫乃は人馬です。下半身は馬ですが、それ以外は普通の女子高生で、友達と遊んだりしています。友達と一緒にアソコを見せ合ったり、劇の練習で女の子同士でキスしたりしました。母親の友人に頼まれてモデルをしましたね。

 本人は体型に関しては悩んでいません。お尻は自分で拭けるし、トイレも自分でできる。生まれつきそうなのだから普通なのです。ただ映画の南極蛇人(へびじん)を怖がっていました。それくらいなものです。

 男子生徒との絡みは少ないです。第一話に数名出てきましたが、関わるのは女子生徒くらいです。異性にはまだ興味がないのでしょう。代わりに同性には興味があるが。

その同性であり、友人である極楽希(ごくらく・のぞみ)も大いに悩む。劇の練習で姫乃にキスされたり、姫乃が表紙のモデルになり、それがバイトで校則違反になるとクラスメイトの朱池美津代(あけち・みつよ)に脅され、コスプレをさせられたり、いろいろだ。

 全体的に絵がぽわぽわっとした柔らかい感じです。日常の会話で世界の秘密が少しずつ明かされていきます。人馬に乗るのは形態差別で、思想矯正所に連れて行かれる=死刑というオソロシサ。南極蛇人も差別で、南極人と呼ばないとだめです。

 もっとも姫乃の日常の話が主なので、それらの話はあくまでおまけみたいなものです。ほわほわした日常と、世界の根っこに巣食う闇を同時に楽しめる漫画だよ。

セントールの悩み 1(リュウコミックス)セントールの悩み 1(リュウコミックス)
(2011/11/30)
村山 慶

商品詳細を見る
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kouhoba.blog.fc2.com/tb.php/870-fe656a01

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

江保場狂壱(こうほば・くるち)

Author:江保場狂壱(こうほば・くるち)
ようこそいらっしゃいました。
江保場狂壱の面白いと感じたものを紹介しています。
映画や漫画、ゲームなどがありますよ。
まあ一貫してないのが難点だけどね。

カウンターショック

皆様のおかげで元気になれます。来てくれてありがとうございます。

買い物

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR