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江戸川乱歩異人館第二巻感想

江戸川乱歩異人館 2 (ヤングジャンプコミックス BJ)江戸川乱歩異人館 2 (ヤングジャンプコミックス BJ)
(2011/07/19)
山口 譲司

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ビジネスジャンプに連載されていた江戸川乱歩の原作で、作画は山口譲司先生の漫画です。

 表紙は鏡台の前に座る女性を髑髏のように見せる構成ですね。
 
 壁男こと魔術師は玉村家の人々を恐怖に陥れ、次郎の恋人洋子を彼の目の前で切り刻みなど凶行はとどまることを知らないのだ。
 次郎と洋子のエロはオリジナルで、馬小屋で藁の上で燃えていた。
 しかし明智小五郎は死んだふりをして魔術師を欺き、魔術師を倒した。明智の行動は正義の味方というより魔術師と知恵比べに勝って喜ぶ子供のような無邪気さを見せる。ある意味魔術師より残酷です。
 文代とは結ばれる運命ですが、性格破綻者ともいえる明智と付き合うには、文代ほどふさわしい人はいないかと。なんとなくだが文代は猫っぽい印象を受ける。かといって女豹というわけではないのですが。

 操男。白昼夢が原作。原作は数ページだがエロをはさみ増やしている。女を殺し、四肢をばらばらにした後水道水で冷やして死蝋にするらしいが「蟲」の政木愛造に教えてあげたいね。ある意味死体保存を可能にした作品といえます。

 箱女。お勢登場。エロを付け足した作品。原作通りですがお勢は家柄という巨大な箱に閉じ込められた悲運の女性として書かれている。

 額男。押し絵と旅をする男。原作では押し絵の中に入り込んだ兄のために、弟が押し絵と旅をする作品だった。エロがない珍しい作品だった。通りすがりの乱歩が直接関わる作品でもあった。なんとなく非現実感な作品だった。ただ押絵がすばらしいとか言っていただけだった気がする。

 短編3本には江戸川乱歩がストーリーテラーとして登場している。壁男の時は最終話に登場していた。
 私個人としては盲獣や人間豹も漫画化してほしいですね。

 私の年代で江戸川乱歩を知る人は少なくなりつつある。もっともネットがあるからそこから興味を持ち、本を買う人もいるでしょう。
 
 漫画を読んで乱歩の小説に興味を抱いてくれたらうれしいですね。
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