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ドーベルマン刑事 実写版

一九七七年に東映で公開された深作欣二監督作です。原作は平松伸二先生の同名漫画です。

 ドーベルマン刑事といえば革ジャンを着てバイクを乗り回し、マグナムをぶっぱなし犯罪者を殺しまくる痛快漫画です。
 しかしこの映画ではまったくの別物です。

 加納錠二(千葉真一)は沖縄の石垣島から来た刑事だ。
 なぜか黒豚を連れてきているが、加納はみやげとして食べるつもりだったが、東京人は総スカンだ。
 新宿では連続放火殺人事件が横行し、まゆみという女性が犠牲になった。
 鑑識は焼け焦げた死体をまゆみと断定するが、加納は占いで彼女は死んでいないと判断する。
 というか加納が占いなんかやらないだろう。

 まゆみ殺しの下手人としてホラ長(岩城滉一)が逮捕された。
 ホラ長は暴走族であった。一応アリバイが証明されて釈放される。

 一方で美樹(ジャネット八田)という歌手がいたが、彼女はシャブ中だった。
 社長の英森(松方弘樹)は彼女をスターにしようと賄賂などの根回しをしていた。
 ホラ長は美樹の秘密を知っており、それをネタにしようとしたが英森の子飼いたちにリンチに遭う。そこを加納が助けた。

 加納はストリッパーの小袖(松田英子)とヒモの秀吉(川谷拓三)の元で世話になっていた。

 加納は美樹こそが被害者であるまゆみであると断定するが、そこを英森の子分たちに襲撃され拉致られる。
 そして殺されそうになるがホラ長が所持していた44マグナムで五人ほど撃ち殺した。
 警察では加納は当たり前すぎる過剰防衛、その他もろもろで逮捕される。ここでやっとドーベルマン刑事らしくなった。

 ホラ長の恋人が殺され、自身も殺されかけたが、犯人の顔を見たため、殺された。
 犯人は刑事から巡査に降格された室田日出男であった。加納は命乞いをする室田日出男を無抵抗のまま殺害する。

 まゆみ殺しは美樹の仕業であった。美樹は整形手術をしており、その仲間が彼女をゆすろうとしたので殺したのだ。

 そして加納は英森を殺すが美樹はそのままコンテストに優勝した。加納はそのまま沖縄へ帰った。
 人を大勢殺しておいて普通に帰ったよ。

 なんというか爽快感がないね。英森はあくまで美樹をスターにしたいだけです。
 彼女の秘密を暴こうとする加納を始末しようとするだけだ。
 巨大な悪と総会に戦うのがドーベルマン刑事だと思うが、当時でも実写化は難しかったのだろうか。

 それに千葉ちゃんのしゃべり方も沖縄弁ぽく「さ~」とまぬけっぽい口調である。正直千葉ちゃんらしさが出てなかった。
 完全にドーベルマンを冠にする必要があったのかと思う。
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コメント

[C98] お久しぶりです。

実写版『ドーベルマン刑事』、封切り当時映画館で観ましたよ! 凄い期待して映画館に突入しましたよ!
そしたら……そしたら……なんかひどいものを観せられたんですよ!
お気を悪くされたらすみませんが、この映画には怒りと乾いた笑いの記憶しか残ってないんです(笑)。
もうフザけてんのかと。ようは和製ダーティーハリーをつくればいいだけでしょ。それがなんでこんな……(笑)。
当時原作大好きで、千葉真一も好きで 名前は知らなかったけど深作欣二の作品も好きだった私なのに、なぜこんなに悲しい思いをしなければならなかったのか(笑)。
なにがどうしてこうなったのか、いまでも笑いと怒りを覚えますね。
あと千葉真一といえばウルフガイという怪作もありましてね……これも原作好きでしてね……(笑)モウイイヨ!という気分。
こういう映画をみると、私の世代では、やっぱり角川映画が邦画を救ったという史観になっちゃいますね。偏った史観ですが。

『ハーレムコロシアム』のレビュー、参考にさせていただきました。
ハーレムエンドじゃないということをお教えいただいたので回避できました。
ありがとうございます。
私の嗜好はハーレムであって複数プレイじゃないんだなーとつくづく自認できた次第。私どれだけ業が深いのか。
  • 2014-11-26 20:27
  • ハーレムシリーズ好き
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[C100] リアルで映画を観られたのですね

 ハーレムシリーズ好きさんいらっしゃいませ。

実際映画を観られたのですか。私はDVDで観ましたが、原作とかけ離れすぎだろと思いました。やっぱり当時の人も怒っていたのですね。
なんというか当時は千葉真一の空手映画が流行っていました。でも当たりはずれが結構多かったです。もちろんDVDを観ての感想ですよ。
ウルフガイは観たことないですが、話の内容からドーベルマンな感じでしょうね。

ハーレムコロシアムは最後クレイモアは一人旅立つからハーレムエンドではないですね。やっぱり人には好みがある。いろいろな考えがあるから面白いわけです。では。
  • 2014-11-27 16:37
  • 江保場狂壱
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