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関東無宿

一九六三年に日活で公開された鈴木清順監督作です。

 やくざ映画ですが、東映の物とは違い、どこかシニカルさを感じます。これは鈴木清順監督の技量でしょうか。
 そもそも日活でやくざ物は珍しい気がしました。
 もっとも私が知らないだけで、やくざ物はあったかもしれません。

 さわやかな作品が多い小林旭ですが、この作品では任侠を貫いています。
 ですが本人の意思とは裏腹に社会から外れていくさまは哀愁を感じます。

 女子高生の花子(中原早苗)はやくざに興味があり、賭博場を見学したら警察に逮捕される。
 鉄(野呂圭介)と一緒に美人局をしようとしたら相手が一枚上手だし、いいとこなしです。
 最後は吉田(安倍徹)の愛人になるなど波乱万丈ですね。

 ダイヤモンドの冬(平田大三郎)は花子に惚れているが、再会したらすれっからしになるという悲劇です。
 さらに彼は殿山泰司を殺したのでムショ行きです。
 正直救いのない作風だと思いました。
 ドキュメント方式ではないけど、数多い任侠物とも違う作風でしたね。

 小林旭が歌わない(主題歌はある)珍しい? 作品でした。
 鈴木監督は日活のピクチャーレーベルでは異色だと思いますね。だから殺しの烙印をきっかけに干された気がする。
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