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江保場公園
二〇一三年二月二〇日に開設しました。気儘に書いてます。大体映画か漫画の感想が多いです。竹内けんのハーレムシリーズなどを書いてますが基本的には自分が興味のあるものを書いてます。感想はネタバレが含んでいるので自己責任でお願いします
団鬼六 花嫁人形
 一九七九年に公開された藤井克彦監督作です。

 題名の花嫁人形ですが、同じ題名の歌があります。作中でもその花嫁人形を歌うシーンがあります。
 はなよめごりょうがなくのは、縛られたからだと思いました。
 そんなわけないね。

 理恵(倉吉朝子)は曽根崎(宇南山宏)に金で雇われて、SMプレイをしていた。
 曽根崎は理恵に花嫁衣装を着せて縛ることが好きだった。
 でもいちいち衣装を着せるのは面倒だし、大変だと思います。女優も苦労してますね。

 理恵に想いを寄せる男がふたりいる。ひとりは曽根崎を紹介した村崎(草薙良一)でバーのマスター。
 もう一人は江崎(中原潤)で、理恵のいる部屋を眺め、カーテンの中を妄想していた危ない男であった。
 こういう危ない男が物語に絡まないと面白くない。普通の人だけでは物語の刺激にならないのです。

 理恵は何をしたいか不明だ。
 曽根崎のねちっこい変態プレイに嫌気がさしているように見えて、解放されたら不満をあらわにしている。
 わがままだと思った。自分のしたい物を探している感じがしました。

 団鬼六先生は美女を無理やり誘拐し、調教するのが好きと思われているが、それは花と蛇の印象が強いためであろう。
 やり手のサラリーマンである曽根崎が心の安定を求めるためにSMプレイを楽しむ。
 しかし江崎はストーカーの発想か、曽根崎の奥さん(志麻いづみ)を誘拐し、調教してしまう。
 理恵と交換しても肝心の理恵は江崎に心を開かないし、村崎に殴られた。

 関係ないが回想シーンではなぜか時代劇っぽい風景で襲われたり、磔になったりと抽象的なシーンが多い。
 あと女優の独白が目立った。しゃべりより絵で見せてほしかった。
 理恵役の倉吉さんは新人なので甘かった。別の作品ではどうなのか楽しみである。

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