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団鬼六 縄化粧

 一九七八年に公開された西村昭五郎監督作です。

 加奈子(谷ナオミ)と英一郎(山田克朗)は夫婦である。英一郎は東大出の次長だが、夫婦生活は冷え始めていた。
 加奈子が誘っても仕事の疲労を言い訳に突っぱねるのである。

 ある日加奈子は友人の友江(中島葵)から個展の招待状をもらう。
 友江の夫伊作(高橋明)は女体の縛り絵を展示していた。加奈子は伊作と出会った。
 そして友江を脱がし犬扱いにする。助手(日夏たより)を使って楽しんだ。
 加奈子はその晩犬になって英一郎を誘うと彼も興が乗り、ひさびさに燃え上がった。

 加奈子は英一郎を誘った。そして伊作は友江を縛り上げる。
 最初は戸惑った英一郎だがその晩加奈子を相手に縛って楽しんだ。

 伊作は加奈子を犬として調教した。そして本物の犬を使い、加奈子の体にバターを塗ったくり、それをなめさせた。
 そして犬に犯させた。その晩も夫婦の間で犬プレイを楽しんだ。

 最後は友江と一緒に楽しむ。鎖の上を股をこすらせながら走ったり、綱引きなどをした。
 加奈子と英一郎は冒頭と比べると表情が明るくなった。

 谷ナオミと団鬼六の組み合わせで、主婦は珍しいと思う。
 いや、団先生は現代を舞台にしているのだが、和服が似合う谷さんが洋装なのも珍しかった。
 『悶絶どんでん返し』という作品でも洋装で出てますけどね。

 谷さんがバターを塗られ、犬に嘗め回されるシーンはエロい。よくもまあ谷さんは納得できたものだ。
 もちろん獣姦シーンはトリックだろう。いくらなんでもありえない。
 犬のえさを食べるシーンも直接の描写はないから食べたふりか、別の食べ物を使ったかもしれない。

 SMというと陰惨な感じがするし、団鬼六作品だとか弱い美人をよってたかっていじめて楽しむ印象がある。
 だがきちんと作品を観ていれば、それが誤解だとわかる。もっとも原作を読んでないので、あくまで映画での話です。
 まあAVは演出も何もないから参考にはならない。あくまで性的欲求のみだ。
 SMにロマンのある話はロマンポルノ以外見たことがない。もちろん私の意見で、違うかもしれない。

 この作品は夫婦がSMに目覚めていますが、決して不幸ではなく、むしろ幸福へと繋がっています。
 冒頭での谷ナオミの暗い表情が、最後にはさわやかに明るくなっていました。
 ただ知人に言わせると谷さんの美貌が崩れ始めた時期だそうですが、私は気付かなかったですね。
 さわやかな余韻に浸れる逸品だと思いました。
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谷ナオミ、日夏たより 他

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