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黒い賭博師 悪魔の左手

一九六六年に日活で公開された中平康監督作です。

 マイトガイ小林旭がギャンブラーとして活躍する作品です。

 ある国では大泉滉が王様というなんとも頼りなさげな国であった。
 そこに賢い教授(二谷英明)が牛耳っているのは観客の目にも明らかだ。
 教授はギャンブルで金を稼ぎ水爆を買おうと王様をそそのかす。
 その危機を第三夫人のチューリップことうらら(広瀬みさ)が阻止しようと暗躍する。

 われらのマイトガイ扮する氷室はやくざの蒲郡(神田隆)に目を付けられていた。
 ある日蒲郡の経営するカジノでは少年役のジュディ・オングがやってきて蒲郡の金庫をすっからかんにした。
 少年は教授の教え子だった。

 コメディ色が強い作品です。チョンボの鈴木やすしや、時子の横山道代など笑わせてくれる。
 五〇年代の可憐で受け身のヒロインはおらず、自身の手で道を切り開こうとするマドンナが印象的だ。
 なんとなくこの時代から女は自立するものと思われたのかもしれない。私の勝手な予測なので違う気がする。

 なぜか時子が豚を連れてきたかは意味不明。王様の国では豚は地獄の使者という設定です。
 豚を抱えるマイトガイもかっこいいぜ!! ごめん、本当はワケワカメなのだ。
 マイトガイに豚を抱えさせるセンスは脱帽だけどね。

 一応大泉滉は外国人の設定で、親衛隊長が郷金英冶、盲目の賽転がしが天坊準など怪しい外国人を演じてます。
 本物は用意できないが、本物以上のうさん臭さを感じました。
 本格なものより、嘘くさくても面白ければいいと思いますね。

 ギターは弾かないが主題歌は歌う。マイトガイの歌が心に響きますね。
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