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明治大帝と乃木将軍

  

一九五九年に新東宝で公開された小森白監督作です。

 明治天皇と日露大戦争に続き、明治天皇は嵐寛寿郎で、乃木希典は林寛です。

 今作は乃木将軍をスポットに充てております。

 戦死した二人の子息。乃木大将に対する世間の風当たりの強さなど、日露戦争の表面だけでなく内面も描いています。
 今のようにネットがあれば叩かれていたと思いますね。
 もっとも検閲で陰口を書いたら即逮捕になるかもしれないが。

 戦争シーンも日露大戦争と比べると少ないです。
 あいかわらず撃たれたシーンがわざとらしいが、当時は特撮技術が弱かったのかもしれない。
 もっとも観客たちはそれを望んでなかったかもしれないが。

 後半は戦争に勝利した後も息子を亡くした人力車引きの老人(中村虎彦)の愚痴など、残された家族の話などもあります。
 戦争物はこうした一般人の苦悩の話も入れておかないと納得できませんね。
 お涙ちょうだいというわけではないけどな。

 乃木将軍はのちの昭和天皇が学習院に入ったので、院長になった。その後明治天皇は崩御した。
 乃木大将は夫婦一緒に自刃した。
 現代では考えられないシーンだが、当時としては普通だったと思いますね。

 アラカンの明治天皇は威圧感とカリスマ性に満ちてます。別に動くわけではないが、人にねぎらうシーンはさすがです。
 いるだけでいい俳優は今どれくらいいるだろうか。知名度だけで出演するのとは別で。

 あと日露大戦争と違い、女優が増えた。昭憲皇后は高倉みゆき。乃木将軍の奥さんは村瀬幸子。
 色気がない配役だが、あくまで乃木将軍が主役なので。
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