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禁断・制服の悶え

 一九七六年に公開された林功監督作です。

 林功監督の名で借りたので東てる美さんが出演していたのは気づかなかった。
 東さんは生贄夫人以来観てなかったから。
 初々しさが光ってて、悲壮感も出てばっちりな女優ですよ。

 女子高生の冴子(東てる美)は、ラジオを聴いていると山で遭難事故が起きたという。
 その山には従兄の大学生保(鶴岡修)がいたからだ。
 二人を切り離そうとする保の母(境美紀子)の考えで、保は一人でアパート住いしていた。
 保はその後やけ酒を飲み、警察の厄介になったという。保は九死に一生を得て入院した。

 保の母が帰るのを狙って見舞いに行く冴子。保は凍傷を負ったが切らずにはすんだ。
 しかし、ザイルパートナーを亡くしたショックで悩まされていた。保は冴子の体を求めたが、冴子は拒んだ。
 二人の間にはまだ関係がなかった。その夜、冴子は風呂に入り、下着を取り換え、再び病院を訪れた。
 しかし保は外に出かけるところだった。

 冴子は保の乗るタクシーに乗り込んだ。
 保が入ったのはサパークラブで、そこには有閑マダム風の美紀(珠留美)がホストの知也(影山英俊)と遊んでいた。
 美紀は保と一緒に店の酒蔵でむさぼるように抱きあった。知也は保と一緒に来た冴子に目をつけた。

 知也は保に美紀を取られたはらいせに、保と美紀の濡れ湯を冴子にのぞかせた。
 性には免疫のない冴子はショックを受けて飛び出した。
 冴子を追いかけた知也は、彼女をなだめ、保たちのいない酒蔵に連れ込み、犯した。
 冴子は処女だった。東さんの嫌がる演技が素敵でした。

 その夜、保は美紀を車に乗せているとフラッシュバックを起こし交通事故を起こす。
 保は美紀にタクシーで帰れと指示したのだが、その事情を知る者はいない。車を処分しようとしたが力尽きてしまった。
 こういうのを見ると哀れに見える。観客にとってもどかしいが、制作側はお約束を守らないといけないからね。

 冴子は保が事故を起こしたので保の母親に詰問された。
 冴子の母親(南寿美子)にも聞かれたが、保はともかく知也に犯されたことを連想するので話せずにいたのだ。
 母親に犯されたことを話すのは勇気がいる。それに母親のためにも内緒にするべきだな。

 ある日学校に知也がやってきた。知也から保の事故は美紀が関わっていると言った。
 知也は同居している友人の城野(五條博)から美紀の住所を聞き出した。その後保は事故のショックで死んだ。
 泣き崩れる冴子は知也のマンションにころがり込んだ。
 しかし冴子は家族には何も知らせていないため誘拐されたと思い込んだ。
 数日後、知也は美紀をホテルに連れ込み、小林亘と水木京一の労務者に犯させた。

 ある日、知也が外出している際に、冴子は城野に体を奪われてしまった。
 そこヘスキー道具を買って来た知也が戻り、彼はストックで城野を突き刺した。
 二人は知也の故郷の雪山にスキーをしに出かけることにした。
 しかし城野は刑事の田畑善彦と中平哲任に知也に襲われたとしゃべった。
 翌朝、スキーをかついでいる知也と冴子があったが、知也は刑事二人に逮捕されてしまった。

 東てる美さんの可愛さが光る作品であった。知也はホストだがぱっとせず、不満を抱いている。
 不満を抱いた者同士が惹かれあうも、最後は無残に引き裂かれる儚さがよい。
 エロスとドラマを楽しめるのも日活ロマンポルノの魅力ですね。
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東てる美、影山英俊 他

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