江保場公園
二〇一三年二月二〇日に開設しました。気儘に書いてます。大体映画か漫画の感想が多いです。竹内けんのハーレムシリーズなどを書いてますが基本的には自分が興味のあるものを書いてます。感想はネタバレが含んでいるので自己責任でお願いします
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若妻日記 悶える
一九七七年に公開された林功監督作です。
冒頭で「風立ちぬ」は日本のブルー・フィルム史上に幻の名作と言われる伝説的作品と説明された。
調べてみると実際にブルーフィルムにそういう作品があったみたいだ。
もちろんオリジナルではなく、脚色されたものが公開されている。
ちなみにブルーフィルムは大量生産はできず、撮影したフィルムだけだそうです。
スタッフが三人いれば、カメラを三台回すそうだ。しかも微妙にアングルが違うそうですね。
一本当時のサラリーマンの月給並みに売れたらしいです。ちなみに暴力団の資金源にもなってました。
ポルノは表立って看板を掲げられなくなってますので、闇の商売になるのだろうな。
この映画の監督である赤沢(多田幸男)は、ブルー・フィルム製作となると、異常な執念を燃やしていた。
自分の作品は芸術作品として疑わない、昼、区役所に勤める平凡な男であった。
あまり仕事はできないようだ。一応彼の作品は売れており、買い手はいる。
現代だとボーカロイドに力を入れる人がいるから、似たような人種は何時の時代にもいるね。
赤沢がとり分け「風立ちぬ」に異様なほど情熱を傾けた理由はある。
実は女優を演じた民子(梓ようこ)という女が、赤沢と十五年前に結婚した。
新婚初夜で風呂場の情事をマジックミラーで中年オヤジたちに覗かれたので別れた洋子にそっくりなためであった。
赤沢は今だに洋子に未練があった。しかしそれを映画のネタにする赤沢も普通ではない。
民子は共演した三郎(沢田情児)とエッチをしていた。民子はアバズレであった。
女とレズプレイを楽しんでいた。赤沢のことをお父さんと呼んでいたが、どこか小馬鹿にした印象がある。
年頃の女性はなんとなく男を下に視る傾向があるね。
シナリオを書きながら「風立ちぬ」の撮影を回想しながら、自慰行為にふける赤沢のアパートへ向かう。
以前赤沢の映画に出演した早苗(山科ゆり)が子供を背負って訪ねて来た。山科さんは随分老けていた。
いやそういう演出だからか? 過去の作品を亭主に観られたので別れてしまった。
男を求める早苗だが赤沢は興味がないので、カメラマンの広田(大江徹)を紹介してやった。
早苗は赤ん坊の見ている前で、広田のリードで久しぶりの男に酔いしれた。
ある日、新宿の上映会で警察の捜査を受ける。マダム(松井康子)は口が堅いから安心していた。
ところが「風立ちぬ」を捜査のため見ていた警察官の一人が民子を見つけた。
もっとも警察官たちは最後まで観てましたが。民子は土地成金の娘で、補導歴があった。
取調べを受けた民子は、赤沢の連絡先をげろった。
連行された赤沢は冷静に自作品の芸術性について説明した。
過去に戦国物の作品を撮ったそうだが、実際のモデルの人もそれを撮っていた。
しかし警察官にはオツムの弱い未成年を出演させたので、一生まともな結婚はできないと怒鳴った。
留置所では二つほど離れていたのか互いには気づいていなかったけど、涙を流す赤沢が印象的でした。
そして洋子と民子が入り混じった妄想をする。
赤沢は懲役二年の判決をうけた。ゴン(浅見小四郎)は民子と寝た。
正直題名に偽りありだ。若妻は回想シーンにしかいない。一応ブルーフィルムのクロサワと呼ばれた男の自伝だろうか。
ブルーフィルムでも、そこに流れる歴史は見てたのしかったですね。
絡みのシーンでは画面はめったに揺れず、じっくり映像を見せています。
カメラワークも小沼勝監督に似ていますが、実際小沼監督は林監督の助監督を務めたことがあるのです。
まあ完全なこじつけなので流してください。
民子役の梓ようこさんは頭の軽そうな民子と、新妻だった洋子をきっちり分けて演技していました。
ロマンポルノはただのポルノではないから楽しいですね。
冒頭で「風立ちぬ」は日本のブルー・フィルム史上に幻の名作と言われる伝説的作品と説明された。
調べてみると実際にブルーフィルムにそういう作品があったみたいだ。
もちろんオリジナルではなく、脚色されたものが公開されている。
ちなみにブルーフィルムは大量生産はできず、撮影したフィルムだけだそうです。
スタッフが三人いれば、カメラを三台回すそうだ。しかも微妙にアングルが違うそうですね。
一本当時のサラリーマンの月給並みに売れたらしいです。ちなみに暴力団の資金源にもなってました。
ポルノは表立って看板を掲げられなくなってますので、闇の商売になるのだろうな。
この映画の監督である赤沢(多田幸男)は、ブルー・フィルム製作となると、異常な執念を燃やしていた。
自分の作品は芸術作品として疑わない、昼、区役所に勤める平凡な男であった。
あまり仕事はできないようだ。一応彼の作品は売れており、買い手はいる。
現代だとボーカロイドに力を入れる人がいるから、似たような人種は何時の時代にもいるね。
赤沢がとり分け「風立ちぬ」に異様なほど情熱を傾けた理由はある。
実は女優を演じた民子(梓ようこ)という女が、赤沢と十五年前に結婚した。
新婚初夜で風呂場の情事をマジックミラーで中年オヤジたちに覗かれたので別れた洋子にそっくりなためであった。
赤沢は今だに洋子に未練があった。しかしそれを映画のネタにする赤沢も普通ではない。
民子は共演した三郎(沢田情児)とエッチをしていた。民子はアバズレであった。
女とレズプレイを楽しんでいた。赤沢のことをお父さんと呼んでいたが、どこか小馬鹿にした印象がある。
年頃の女性はなんとなく男を下に視る傾向があるね。
シナリオを書きながら「風立ちぬ」の撮影を回想しながら、自慰行為にふける赤沢のアパートへ向かう。
以前赤沢の映画に出演した早苗(山科ゆり)が子供を背負って訪ねて来た。山科さんは随分老けていた。
いやそういう演出だからか? 過去の作品を亭主に観られたので別れてしまった。
男を求める早苗だが赤沢は興味がないので、カメラマンの広田(大江徹)を紹介してやった。
早苗は赤ん坊の見ている前で、広田のリードで久しぶりの男に酔いしれた。
ある日、新宿の上映会で警察の捜査を受ける。マダム(松井康子)は口が堅いから安心していた。
ところが「風立ちぬ」を捜査のため見ていた警察官の一人が民子を見つけた。
もっとも警察官たちは最後まで観てましたが。民子は土地成金の娘で、補導歴があった。
取調べを受けた民子は、赤沢の連絡先をげろった。
連行された赤沢は冷静に自作品の芸術性について説明した。
過去に戦国物の作品を撮ったそうだが、実際のモデルの人もそれを撮っていた。
しかし警察官にはオツムの弱い未成年を出演させたので、一生まともな結婚はできないと怒鳴った。
留置所では二つほど離れていたのか互いには気づいていなかったけど、涙を流す赤沢が印象的でした。
そして洋子と民子が入り混じった妄想をする。
赤沢は懲役二年の判決をうけた。ゴン(浅見小四郎)は民子と寝た。
正直題名に偽りありだ。若妻は回想シーンにしかいない。一応ブルーフィルムのクロサワと呼ばれた男の自伝だろうか。
ブルーフィルムでも、そこに流れる歴史は見てたのしかったですね。
絡みのシーンでは画面はめったに揺れず、じっくり映像を見せています。
カメラワークも小沼勝監督に似ていますが、実際小沼監督は林監督の助監督を務めたことがあるのです。
まあ完全なこじつけなので流してください。
民子役の梓ようこさんは頭の軽そうな民子と、新妻だった洋子をきっちり分けて演技していました。
ロマンポルノはただのポルノではないから楽しいですね。
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