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地獄 石井輝男版 ネタバレ注意

石井輝男監督が1999年に作った映画です。石井監督が立ち上げた石井プロダクションが制作しました。

 世の中は凶悪な犯罪が多い。その犯人たちが法律に守られ、軽い刑になるのが許せない。だから彼らを地獄へ落とし、裁きを受けさせる。といった感じか。実際は社会的制裁とかあるからむしろ軽い刑だとつらいと思うのですが、世間は犯罪者は地獄へ堕ちろと願うのだろうな。その願望を叶えるのがこの映画というわけだ。

 ある宗教団体に所属している少女リカは前田通子扮する老婆および閻魔大王に地獄へ連れてこられた。
いきなりすぎる。見知らぬ老婆に地獄に行けと言われても、ピンとくる人はいないだろう。老婆だと品のよさそうな人ですが、閻魔大王は一転して迫力のある演技です。

 三途の川を渡り、リカは地獄風景を見せられる。地獄で見たものを娑婆の人たちに教えてもらいたいというのだ。 最初に幼女殺人を犯した宮島ツトムこと平山久能が登場した。こいつが幼女を次々と殺害し、ビデオで撮影し、ノコギリで体を切り刻んだ。もっともギュピーンという効果音だけで、殺害シーンは一切なし。幼女の死体すら映さない。そんなグロシーンは見たくないのでよかった。

 宮島は青鬼(薩摩剣八郎。ゴジラ俳優)たちに手足をノコギリで切り刻まれる。バラバラになっても閻魔大王が念じればあっという間に生き返り、再び切り刻まれるのだ。切られた腕がくっつくシーンがどうにも間が抜けて見えます。

 次は某宗教事件ですが、これが長い。リカの回想シーンが一時間以上続くのである。
教祖や幹部などそっくりさんでまとめられてます。ここは少し長いのでパス。たぶんこれを撮りたかったと思います。

 宗教団体の弁護をした弁護士達はいたずらに裁判を長引かせたとして、鬼たちに舌を抜かれます。ただ舌がカメレオンみたいに長いので、グロいというよりギャグにしか見えない。
教祖はからだの皮を剥がされ、信者達は熱した石に体を押し付けられる。
どうにもちゃちすぎる特撮です。CGとか使ってないのがわかります。

ちなみにカレーに毒を入れた主婦はだんなと一緒に血の池地獄へ落とされ、争い続けてます。どう見ても蛇足ですね。おまけで入れた感じです。

 最後は丹波哲郎扮する明日死能が登場。明日死能は石井監督のポルノ時代劇忘八武士伝の主役で、丹波氏自身が石井監督に売り込んだといわれています。 死能はなぜか地獄の鬼たちをばっさり切り捨てます。このシーンに意味があるか不明です。たぶん丹波氏は高齢なのでアクションが難しいのだろう。あと原作者の小池一夫氏に許可を取っているのだろうな。

 地獄でデビューした俳優がやたらと多いです。主役のリカの人もそうだしね。
あと石井監督に縁の深い俳優も出演しています。鳴門洋二や浅見比呂志、若杉英二さんがそうです。丹波氏も網走番外地や直撃地獄拳大逆転などに出演してます。特別出演で多くの映画に出ている丹波氏は特別出演に相応しい俳優だと思いました。

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佐藤美樹、前田通子 他

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