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リアル鬼ごっこ2

二〇一〇年に公開された柴田一成監督作です。前作がヒットしたから原作を無視した続編が製作された形だが、これが面白く仕上がっていた。

 佐藤翼(石田卓也)は前回別世界に来て、半年ほど鬼ごっこを続けていた。その世界は佐藤を捕まえては奴隷にしており、妹の愛(吉永淳)と洋(三浦翔平)、美沙(渡辺奈緒子・前作では翼の母親役だった)がレジスタンスを結成して鬼たちと戦っていた。鬼は前作より獣じみており、スタンアームという強力な武器で佐藤を殺しまくっていた。
 ある日翼は自分が元いた世界へ戻ってきたが鬼が三人ついてきてしまったのだ。

 佐藤を殺す動機は前作では書かれていたが、今回は書かれてなかった。二つの世界では愛や洋、美沙と明(蕨野友也)の関係が別々なのだが最後には繋がっているのである。鬼は三匹だが翼は始終全力疾走しているので迫力があった。
 私ならすぐへばってしまいそうだが、殺されるとわかっているなら全力疾走するかもしれない。人間真剣になると信じられない力を発揮するものだ。
 私は短距離は割りと得意で高校生時代、体育祭で百メートル走で一位になったことがあった。当時は夢中だったからまさか一位になるとは思わなかった。ただしほかの人が遅かっただけなんだけどね。

 翼はパラレルワールドや鬼の話をしても誰も信じてくれない。しかし鬼は容赦なく襲い掛かってくる。愛の力なのか、別世界の光景が洋たちにも見えたのだ。
 普通だったらパラレルワールドの話などSF好きならともかく、一般人に理解しづらいだろう。いや、相手の精神状態を疑うだろうな。実際に信じられるのは鬼が襲ってくる事実だけだ。翼は信じてもらえなくても鬼から懸命に逃げてます。
 私は人に説明をするのが苦手でして、ましてやパラレルワールドの話しなんかしたら馬鹿呼ばわりされるだろう。そして愚図愚図したあげく鬼に捕まってしまうだろうな。

 ラストのオチはなるほどと思った。ラスボスは前回と同じパターンかと思ったが、まさかの人物がボスだったとは。さらに前作と同じく別の世界で活躍する羽目になる翼であった。
 原作者の山田悠介先生は主人公を苦境に立たせるのが好きらしい。一難去ってまた一難。ピンチがピンチを呼ぶ展開でした。
 自分が同じ立場に立たされたら嘆くだろうな。いや思考が停止して動けなくなるだろう。
 自分にはできないことを映画の主人公が代用する。ある意味ファンタジーではないか。

 配役は翼以外は一新してました。愛役の吉永さんは自閉症とレジスタンスのリーダーとして皆を引っ張る活発な役を演じていました。ただおかっぱがちょっとださかったかな。美沙役の渡辺さんもかわいかったと思います。 美女は何人いてもいいものですね。

続編は処女作とくらべるとつまらなくなるといいますが、この作品は面白かったです。
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