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性談 牡丹燈籠

 1972年に公開された曽根中生監督作です。

 怪談牡丹灯篭をポルノにした作品です。
 
 冒頭ではお露(小川節子)と女中のお米(橘田良江)と一緒に雨宿りしていた。
 そこへ傘張りの浪人萩原新三郎(谷本一)が傘を差し出すが、お露はつっぱねる。
 お露の父親は旗本飯島平左衛門(小泉郁之助)で、妻に先立たれ淋しい日々を送っていた。
 それをよいことに女中お国(林美樹)は、平佐衛門に体でとり入り飯島家の実権を握ろうとしていた。お露はそれを知っているので機嫌が悪かった。

 お国は自分の野心を達成するにはお露が邪魔で、女中のくせにお露につらくあたる。
 お国の情夫源次郎(中平哲件)といっしょに悪事企んでいた。ふさぎがちのお霧にお米は新三郎を誘った。
 互いに惚れあっていった。やがてお露らは別荘に移った。

 そこで新三郎の話し相手をしていると、お国がやってきて嫌味を言う。
 そしてお露を別荘に閉じ込め、新三郎と会わせようとはしなかった。
 そしてお国の罠にはまりお露は父親に斬られ、お米も後を追った。

 ところがお盆の近ずいたある夜、お米とともにお霧が新三郎に会いに来た。
 二人は再会をよろこびあい、愛のちぎりを結ぶ。
 それを隣に住む伴蔵(木夏衛)が偶然目撃して不審に思い、医者に話した。
 新三郎は帰りにお露の引越し先を聞くと、医者はそこは墓場しかないという。
 お露たちは幽霊だったと、新三郎を説得し、お寺の和尚からもらった魔よけのお札と観音像を持たせる。

 翌日、新三郎に近ずけないお霧たち。とても幽霊には思えない。
 お米は伴蔵夫妻に百両渡し新三郎のお札と観音像を盗ませた。
 その百両は今では平左衛門を殺害し、家の乗っ取ったお国と源次郎から盗んだ。
 お国は源次郎が盗んだと勘違いし、互いに誤解を生み、最後は相打ちになった。

 やがて新三郎のもとにお露がやってきた。どうしても幽霊と信じられないが、彼女と深く妖しく愛しあい、やがて二人の魂は永遠に結ばれ、お露、お米と三人であの世に旅立つのであった。
 一方伴蔵夫婦は百両のせいで疑心暗鬼になり、伴蔵は妻ののどを切り裂くが、伴蔵は妻が水桶に入れた毒を飲んで死んだ。

 新東宝の怪談映画みたいでした。ロマンポルノだから十分ごとに裸が出ますが、話は原作に忠実といえます。
 お露とお米はあくまで新三郎に取り付き、彼をあの世に連れて行きましたが、お国や伴蔵の殺害に関知していません。
 彼らはあくまで疑心暗鬼の末自滅したのです。恐ろしいのは幽霊になったお露ではなく、人間ということですね。
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原英美、小川節子 他

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