Entries

実録阿部定 

実録 阿部定 [DVD]実録 阿部定 [DVD]
(2012/01/07)
宮下順子、江角英明 他

商品詳細を見る

1975年に公開された田中登監督作です。実際に起きた阿部定事件をモデルとしております。

 東京・荒川の尾久の待合「満左喜」に居続けている中年男女の客があった。
 男は中野・新井の料理屋「吉田屋」主人・石田吉蔵(江角英明)で、連れの女はその店の女中・阿部定(宮下順子)であった。
 この作品は二人が狭い部屋でいちゃつくシーンがほとんどです。
  宮下さんは肉きり包丁をよく振り回し、ケタケタ笑ってます。

 二人が知り合ったのは、一カ月前、定が吉蔵の店で働くようになってからだ。
 間もなく互いに惹かれ合い、関係を持つようになった。
 “床上手"の二人の仲は次第に深くなっていき、やがて、吉蔵の女房(橘田良江)に知られてしまった。
 そして家を出て「満左喜」へやってきたのだった。もっともこの部分はナレーションと一部のセットで済まされている。

 それからというもの二人は床を敷っ放しで情事にふけり、女中(千早蘭)もあきれる程だった。
 雨戸を開ければ吉蔵の匂いが逃げるといい、布団も吉蔵の匂いが染みているからと取り替えることを拒否されたからだ。
三日目になって、さすがに疲れたのか、二人の眼のふちは黒くなっていた。
 定は金策のために、名古屋時代の知り合いで、今でも面倒をみてもらっている大宮(坂本長利)を訪ね、お金をもらう。

 四日目、五日目が過ぎても二人は飽きることなく肉欲に浸り続けた。ここで部屋以外にシーンが移る。
 定は18歳の頃畳職人の父親(久松洪介)に男アサリがひどいと折檻された。
 15歳で大学生に処女を散らしたのだ。芸者、酌婦、妾、女中として、数多くの男と交わり、男の肌なしでは寝られなくなった。
 吉蔵とだけが唯一の心の支えであった。

 一週間目の夜、情事の果てに、吉歳がグッタリしていた。
 定は、そんな吉蔵の上に股がると、腰紐を彼の首に巻きつけて力一杯絞めあげた。
 そして吉蔵の“男性自身"を斬り落とした。切り落とすシーンは妙に生々しく怖かった。

この辺りは実際の事件を再現していた。
最後の濡れ場は大宮であった。ロマンポルノだから裸で終わらないと締まらないのだ。
最後は刑事の小泉郁の助がやってきて「ええあたしが阿部定ですよ」と終わる。

 ウィキで調べると彼女の人生は波乱万丈であった。舞踏家の土方巽は彼女のファンで、写真を撮ったという。
作中は吉蔵とのエロシーンで、過去の話はほんの少し。ロマンポルノだからいいか。
阿部定を演じた宮下さんの演技は必見です。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kouhoba.blog.fc2.com/tb.php/351-7403abc3

トラックバック

コメント

[C60] 渋いセレクションですね

江保場狂壱さん
こんにちは。
いつもブログ訪問とコメありがとうございます。
何回かブログを拝見しましたが、映画のセレクションですね。
最近はほとんど映画を見ていないので、参考にしたいと思います!
もぐら
  • 2014-05-25 12:25
  • もぐら
  • URL
  • 編集

[C61] いらっしゃいませ

初めましてもぐら様。
映画はネットレンタルで借りていました。
それと別な知人に影響を受けたのです。
ちなみに私は38歳ですが、映画を楽しむのに年齢は関係ないですね。

映画はメインではなく、たまたまレヴューの数が多いだけです。
私が面白いと思った物をいろいろ取り上げています。

では。
  • 2014-05-25 17:37
  • 江保場狂壱
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

江保場狂壱(こうほば・くるち)

Author:江保場狂壱(こうほば・くるち)
ようこそいらっしゃいました。
江保場狂壱の面白いと感じたものを紹介しています。
映画や漫画、ゲームなどがありますよ。
まあ一貫してないのが難点だけどね。

カウンターショック

皆様のおかげで元気になれます。来てくれてありがとうございます。

買い物

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR