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団鬼六 少女縛り絵図

団鬼六 少女縛り絵図 [DVD]団鬼六 少女縛り絵図 [DVD]
(2006/06/23)
早野久美子、江角英 他

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 世間一般的に言えばSMとは未知の世界であり、背徳の世界だと思う。
 女性を拉致監禁し、縄で縛り、精神を崩壊させる。
 最近では小学生のSM同人誌もあるから、SMは変態であり、男が女を屈服させる悪しき儀式と思われがちだ。

 私も団鬼六先生原作の花と蛇のあらすじを読んでそう思った。
 清楚な婦人を誘拐し、調教し、さらに助けに来た女探偵も捕まえて調教する。
 さらにその妹も騙して連れてきて、それをエンドレスに続けるのである。
 もっともそれはさらりとした説明だけで、本を読んだことはない。
 あくまで表面的なことしか知らず、本質はまだ知っていないのが現状だ。

 長々と書いたが、団鬼六先生原作の映画を観ているとSMというのは男女の心が通いあう神聖なイメージが湧くから不思議だ。

 1980年に公開された小沼勝監督作です。
 小沼監督は先生の花と蛇を映画化しましたが、原作を読んでない私ですら首を傾げた内容でした。
 その前に観た(本作の後で公開された)生贄夫人のほうがもっと面白かったです。
 団先生も花と蛇にはご立腹したそうですが、オリジナル作品の生贄夫人を観て機嫌を直したといいます。
 以後小沼監督は団先生の作品を手がけるようになったのです。

 主人公の峰岸(江角英)は大学で浮世絵、特に春画を中心にした研究をしてます。
 ですが妻の愛子(飛鳥裕子)や息子には理解されず、愛子の父親田崎(高木均)に気を使っていた。
 高木さんは小沼監督の貴婦人縛り壺でサディストの男を演じてましたが、今回はまともでした。
 飛鳥さんは1977年で夢野久作の少女地獄で女子高生を演じて、3年後に母親役を演じるのですから女優はすごいですね。

 ある日峰岸は一人の少女を拾った。少女の名前は美晴(早野久美子)。ときメモみたいに見張っていたわけではないよ。 彼女は傘も差さずにどしゃぶりの雨の中を歩いてました。
 彼女を行きつけのバーのマスター平野(高橋明)と妻の輝子(港まゆみ)に世話してあげました。
 平野はSMマニアで、輝子は元婦人警官でしたが平野に調教されてました。
 平野は峰岸に美晴を調教したらどうかと薦められ、調教しました。この辺りはご都合主義だけどね。

 SMシーンはその場面をじっと撮り、アップを多用してません。
 じっくりと縄を縛るシーンや、性交のシーンを丁寧に撮っています。
 普通なら目まぐるしく場面は変わるのですが、この作品はそれがありません。
 作品の大半は美晴の調教ですが、最初は嫌がっていた美晴も徐々に峰岸に心を奪われていくところが、怖くはあるけど、たまらなくなるのです。

もっともそれを公衆便所で女子高生のブルマをおかずに自慰をする息子に目撃されましたが。
名前は義彦というのですが、誰が演じているかわかりません。子役でロマンポルノはまずいから成人だと思います。
 裸のないシーンでは結構子役は出演してますが、子役は自分たちがどういう映画に出演していたか理解してないかもしれないです。

 普段馬鹿にしている夫でも、小娘に取られたとあっては女が廃る。
 愛子は美晴に手切れ金を与えたが、美晴はあきらめきれず、泣きじゃくる。
 それに同情した平野と輝子が愛子を誘拐し、浣腸した。それを峰岸が美晴とセックスしている最中に。
 後日峰岸は離婚したのか、動物園で美晴と楽しそうにデートしてました。
 愛子は何事もなかったかのように振舞ってました。女って怖いな。

 最後はハッピーエンドといえるような結末でした。陰惨なものはなく、心地よい作品でした。
 この辺りは小沼監督の力量だと思います。
 問題は早野さんが少女に見えない点ですが、本物の少女を縛るのは当時でもまずいでしょう。

AKBの人が縛られたら話題になると思うけど、ブランド価値が一気に下がると思う。
SMは興味のある人だけ薦めるのが吉であり、むりやり薦めるのはよくありません。
 興味のある人だけ教えてあげましょう。
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