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修羅雪姫 怨み恋歌

 主人公修羅雪姫こと鹿島雪は無残な死を遂げた家族の怨みを晴らすために、この世に生まれた修羅。
 親の仇は取ったのに続編が作られると首を傾げてしまう。

 1974年に東宝で公開された藤田敏八監督作です。原作は小池一雄・上村一夫先生の漫画です。
 当時はプレイボーイに連載されてました。

 舞台は明治38年。日露戦争は日本の勝利で終わった時期だ。
育ての親で殺人技を教えてくれた道海の墓参りをする雪(梶芽衣子)。そこへ刺客がやってきて襲いかかる。
 雪は片っ端から切り殺す。

雪は警察にも追われ、返り討ちにする。途中トラバサミの罠にはまり、原田芳雄さんに助けてもらう。
朝、浜辺で顔を洗っていると警察に囲まれてしまった。疲れた雪はそのままタイホされる。
関係ないが雪を追う、丸山警部(山本燐一)は愛称である修羅雪姫を連呼している。
雪は死刑判決を下される。獄中で生れ落ちた雪は、最後は獄中に帰ってくるという皮肉さだ。
 一応37名を殺したそうだ。津島32人殺しも真っ青である。しかも雪は仕込み刀のみで。

 死刑執行のために護送される雪だが、謎のオタフク仮面の集団がやってきて、彼女を助けた。
 リーダーは南原宏治さんで作中では台詞を一言も口にしないのである。
雪を助けたのは影の軍団と呼ばれる特警の長官、菊井(岸田森)であった。
 彼は助けてやったんだから恩を返せと恩着せがましく雪に命令する。一応借りを返すために菊井の命令を受けた。

 菊井はアナーキストである徳永乱水(伊丹十三)を見張れという。さらに秘密書類も捜せと命令した。
 雪は病弱の妻綾(吉行和子)に代わり女中としてもぐりこんだ。
 というか人殺しが仕事の彼女に女中が務まるのか?実際務まっている。むしろこちらのほうが自然な気がした。

徳永は病弱だといいながら綾とよろしくやっている。しかし彼はただのアナーキストではなかった。
 彼は雪の正体を最初から知っており、墓参りと称して秘密を打ち明けた。
徳永の同志が交番を爆破した。そいつは捕まったが、菊井と寺内(安部徹)はそれを反逆計画とでっちあげ、と徳永の同志は彼を除き、秘密裏に処刑された。
 秘密書類は菊井と寺内のでっち上げの計画を緻密に記したものであった。演説会でそれを暴露するつもりだった。

演説会に行く途中、徳永と雪は警察の待ち伏せを受けた。徳永は逮捕され、雪は逃げた。
 徳永から書類を預かり、徳永の弟周介を頼った。
徳永の弟は原田さんだった。彼は医者だった。

一方徳永は丸山警部に拷問された。彼は雪を狙っているが、菊井は書類がほしい。
 温度差があるが、最後はうまくくっつくことになる。
綾は周介を頼るが断られる。雪は屋根の上にいた南原さんにメスを投げつけた。
 手に傷を負、逃亡するも貧民窟の住民に捕まってしまう。拷問をかけても口ひとつ割らない。
 隙を見て見張りを殺し、自らの腕を斧で切断して逃げた。

徳永はござに包まれ、放り出された。しかもペスト菌を注射されていたのだ。
 狂った綾は警察署に来て、丸山の目を突き刺した。そして殺されてしまう。
周介は二人の遺体を小船に乗せ、火をつけて海に出した。しかし周介の身体もペストで蝕まれていた。

雪は菊井に金を要求したが、菊井は雪を閉じ込め、秘密書類もろとも貧民窟を焼き払った。
雪は怒り、屋敷にいる用心棒たちをたたっきる。怨み骨髄の丸山は猟銃で雪を殺そうとするが、もう片方の目を潰されめくら撃ち。雪は銃を取り上げ、丸山を撃ち殺す。
貧民窟は廃墟と化したが、周介はかろうじて生き延びていた。

最後は菊井と寺内を叩き殺しておしまい。

最後は梶さんのスプラッタアクションで幕を締めます。血がドバドバ吹き出る出血大サービスですね。腕は飛ぶは、もうすごい。関係ないが岸田さんは登場して死相が浮かんでいる気がした。

DVDには小池先生のインタビューがありまして、怨み恋歌の由来はキャラクターを想像させるためだそうだ。キャラを感じさせるのが大切だそうで、弟子の堀井雄二さんもドラゴンクエストという、ドラゴンというわかりやすい言葉と、クエストという難しい言葉をくっつけてる。
子連れ狼も子連れという優しい言葉と、狼という怖い言葉をくっつけることが大事だそうです。

さそりでは脱がされてますが、修羅雪姫では脱がされてません。仏頂面で人をたたっきる女優は梶さんにしかできませんね。梶さんなら普通に思えるから怖い。
これをリアルタイムで観た人に、当時はどんな気持ちで観たのか質問してみたいですね。
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