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濡れた荒野を走れ!

1973年に公開された澤田幸弘監督作です。

刑事である原田(地井武男)は相棒の加藤(高橋明)と一緒に教会を襲い、牧師の娘を暴行し、ベトナム戦争の善意の募金を奪った後、証拠隠滅として現場検証する悪徳刑事であった。もっとも彼はまだ警官だった頃誰かに暴行され、力がほしい、負け犬になりたくないと嘆いていた。いわゆる被害者だった立場から、加害者に回ったかわいそうな男である。

 当時は募金活動が多かったらしいが、詐欺もいたそうです。

 精神病院が火事になり、原田のかつての同僚であった中村(井上博一)は逃げた。彼は記憶喪失になっており、原田たちにとって知られたくないネタを握っていた。 中村の妻、采子(川村真樹)を尋ね、中村が来てないか確かめた。加藤はエロスの権化で人妻に手を出したがる。

 中村は駅のトイレで若い女性を殺し、列車で清水まりこ(山科ゆり)といちゃついてるのを非難したサラリーマンを絞め殺すなど常軌を逸脱していた。 もっともそれはまりこも同じであった。あきらかに変質者に見える中村に物怖じせず、えっちのときだけ怯えるところはエロスだ。

まりこは知り合いの劇団に身を寄せ、劇団員となかよくなる。 原田は女を買ったが、どうにもハッスルしてない。金を得ても幸せそうに見えず、荒れている感じだ。加藤は女が蕎麦を食べてる最中バックで責めるというシュールな展開が繰り広げられる。 原田はラジオを聴いていて、まりこの情報を得た。そして采子を連れて劇団を訪れた。 まりこと中村は劇団員と劇の練習をしていた。そこへ謎のバイク集団が彼らの住処を破壊する。 額から血が流れた原田は木の棒で殴るが通用せず、地団太を踏む。

 加藤は采子を枯れ木に縛りつけ、中村をおびき寄せる。そして破局が訪れた。

 まりこは原田に対し「かわいそう」と哀れむだけであった。作中では回想シーン以外サングラスを外さなかった原田の素顔が拝める。そこには何か狂気を含んでいた。土手を歩く原田が遠くで映って終わる。

 地井さんがロマンポルノに出ていたのは驚きでした。ロマンポルノといってもエロシーンだけでなく、カーチェイス、前記のバイク襲撃シーンなど、アクションがたっぷりです。ある意味ハードボイルド物でも通用しますね。
山科さんは作中では17歳の女子高生です。当時は20歳ですが、かわいいですね。山科さんが出演しているのもありますが、地井さんが出演しているので借りました。

電撃ストラダ5では正義の味方を演じていたのに、この作品での地井さんは悪人を演じることで自我を保っている人間を演じています。面白い映画でした。
濡れた荒野を走れ [DVD]濡れた荒野を走れ [DVD]
(2011/09/02)
山科ゆり、川村真樹 他

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