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椿三十郎 

1962年に東宝で公開された黒澤明監督作です。

三船敏郎扮する椿三十郎はある朽ちた寺で寝ていた。そこへ藩の不正を暴くために一致団結した若者たちが9人。
リーダーの井坂(加山雄三)は叔父の城代家老睦田(伊藤雄之介)に協力を仰いだがすげなく断られ、大目付の菊井(清水将夫)に頼んだら快く承諾してくれたそうだ。

椿はその話を聞いて胡散臭いものを感じていた。大目付は藩の揉め事を抑えるのが役目なのに、逆に井坂をたきつけるのはおかしいと、懇々と理の通った推理を聞かせる。
案の定、井坂たちは罠に嵌められたが、椿のおかげで難を逃れた。

三船さんの演じる椿三十郎がとにかくかっこいいです。剣の腕前だけでなく、頭の回転も速い。学があるというより、くぐった修羅場の数だけ経験豊富という感じです。
逆に井坂や保川(田中邦衛)たちは若さゆえに椿の忠告を胡散臭そうに聞いてました。そのせいでせっかく立てた計画もおじゃんになる始末。
しかし終盤になれば椿に対する畏敬の念を示すようになるのです。
椿が念入りに計画を立てても、若者たちの暴走で、観ている観客ははらはらしっぱなしです。

女優陣は出番が少ないが、コレも味がある。睦田夫人(入江たか子)はおっとりした世間知らずの女性に見えて、物事の本質を見抜いておりますし、娘の千鳥(団玲子)も井坂と恋仲で、馬小屋で寝たと母親に暴露してました。

敵というか、菊井の手飼いの室戸(仲代達矢)がいます。彼とは終盤で斬りあいました。なんとなく、成田三樹夫に似ている感じがしました。

人を斬ったりしますが、椿のキャラクターのおかげか陰惨な雰囲気はなく、むしろほのぼのとしております。とても面白かったです。
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(2013/08/02)
三船敏郎、仲代達矢 他

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