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髪がかり

2008年に公開された山本甲土原作の実写化です。監督は河崎実です。

この作品には3人の男女が登場します。
根暗なOL須川:野波麻帆。
就職難民の大学生平野:加藤和樹。
気の弱いOL岩瀬:宮地真緒。

そんな人たちを夏木マリさんが魔法をかけるように、髪を切る話なのです。
本人自身、外見が優しい魔女ですから、イメージにぴったりです。
冒頭では3人は同じ電車に乗ってます。

須川は言いたいことが言えない学校の総務課の主任であった。
上司はおろか、後輩はもちろん、他の誰にも強く出られない彼女。
夏木さんに髪を切ってもらって生まれ変わった。気の弱い上司も須川に共感し協力してくれるようになった。

再び電車。須川は生まれ変わってました。

 今度は平野。マニュアル通りしか行動できない就職難民。
 髪を切って、イイカゲン男の映画を観たら、すっかり植木等さんぽくなった。
 からっとした性格に変わってしまい、前に面接を受けた社長(きくち英一)ですら彼を同一人物とは思えないほどであった。
おまけで河崎監督作のコアラ課長のダブルスも登場し、河崎監督もカメオ出演してました。

電車では須川、平野が別人になり驚く岩瀬。

 岩瀬は強盗に入られびくびくしていた。髪を切ったら生まれ変わった。
 強盗を素手で倒し、表彰され警備会社の社長(堀内正美)にスカウトされるくらいだ。

 最後は3人とも生まれ変わった。言葉を交わさなくても、彼らの心は通じていたと思う。

 馬鹿馬鹿しい映画を撮る河崎監督にしては珍しい作品だと思う。
 髪型が変わるだけでああも人間は別人になってしまうのか。もっとも役者さんの演技が自然に見えるので問題はない。
 ハートフルな作品でした。
ちょっと物足りなさを感じつつも、監督の底力にほれた一品でした。

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