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拳銃無頼帖 不敵に笑う男

 1960年に日活で公開された野口博志監督作です。
 無頼帖シリーズは60年で3本出てます。すごいペースですね。
 当時はそうゆう時代だったのだろう。今でいうテレビドラマの延長だからな。

 早射ちの竜こと竜次(赤木圭一郎)は刑務所から出て、金沢へ帰ってきた。
 途中の列車で不適に笑う男ことコルトの謙(宍戸錠)がポップコーンを食べていた。
 ここのところが無国籍の匂いがするね。

 竜次は世話になっている船場(二本柳寛)に命じられ、敵対する組織のボス浜田(藤村有弘)を殺せといわれた。
 だが赤木さんは殺さない殺し屋なので、殺さなかった。そのせいで浜田は竜次を憎んでいる。
 殺しをしない殺し屋は看板を外すといいよ。完璧に詐欺だしね。

 竜次はある女性に会いに来た。一人は恋人のゆり。
 しかし彼女の働いている店には彼女ではなく、ゆりの妹の博子(笹森礼子)であった。
 ゆりは駅のホームに落ちて死んだらしい。

 もう一人は妹の則子(吉永小百合)であった。
 船場の店で世話になっていたが、弟分の五郎(青山恭二)とくっついて組を抜けたらしい。
 かわいい妹が弟分と一緒に逃げられるのは悲しいね。

 竜次は拳銃を捨てたいが、周りの人間はそれを許さない。
船場も浜田もすきあらば竜次を殺そうとする。
それを救うのが謙だけという有様だ。自分が殺すために竜次を守る。
宍戸さんのふてぶてしい笑みと合わせてかっこいいです。

 藤村さんが演じる浜田は三国人で、怪しい日本語でしゃべってます。
 三国人というのは昔の中国人の呼び名です。
藤村さんはひょっこりひょうたん島で、初代ドン・ガバチョを演じていたそうです。
 私は二代目の名古屋章さんしか知りませんが。

 ギャングものだと東映だったらバシバシ死んでいたところです。
 宍戸さんが船場と浜田一味を一人で射ち殺します。シリーズ3本目でも赤木さんは死にませんでした。
 やはり第3の男だから汚れ役はだめなのだろうか。

その赤木さんは21歳でゴーカート事故で亡くなっているから、人生はわからないものです。
赤木さんが夭折して五十年以上経ちました。今では知っている人は70代の人しかいないでしょう。
 ネットのおかげで赤木さんとめぐり合えたのだから、ネットはすごいです。
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(2003/10/24)
赤木圭一郎、宍戸錠 他

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