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理想のヒモ生活第10巻感想

 理想のヒモ生活も10巻になった。倒すべきボスキャラがいないので、着地点が見えないがそれでも面白いのはすごい。

 基本的に異世界転移した普通のサラリーマンなので、政治は無理だが、それなりにがんばってます。

 前回、主人公のゼンジロウは滞在しているシャロワ王家の国王が、息子の善吉を政治として利用しようとすることを知り、怒りをあらわにしました。
 逆に妻で女王のアウラはそれほどでもないという、温度差です。
 そのためアウラは夫に知恵を与えました。ある程度シャロワ王家を無下にし、ジルベール王家は丁寧に対応するという差別化です。
 
 実のところシャロワ王家はアウラの国カープァ王国と友好を結びたいのです。先祖が逃げてきた北大陸の教会を警戒しての事です。
 そのことをゼンジロウは知りませんが、アウラはシャロワ王家が焦っていることを嗅ぎつけてます。この辺りはアウラが上ですね。
 もっとも発想の飛躍はゼンジロウが上回っています。シャロワ王家のフランチェスコ王子は魔道具を作る魔道具を作ろうとしていた。
 
 アウラは魔道具を大量生産したら、シャロワ王家が損をするという考えだ。だがゼンジロウは逆にシャロワ王家が大陸を制覇すると思っている。
 この世界において魔道具は便利な電化製品みたいなものだ。なくても問題はないが、あったらそれを使いたくなるのが人間という者。
 魔道具を作れる魔道具は、シャロワ王家だけなら他国は彼らを頼るしかない。それがゼンジロウの危惧だったのだ。
 まあ、アウラとゼンジロウの感性は違うので、アウラはピンとこなかったが。

 一方でゼンジロウの側室候補のフレア姫が魔道具を購入するために、シャロワへ赴いた。
 そこにシャロワ王家が間に入る。フレア姫に取り入り、北大陸の情報を得て、彼女の祖国ウップサーラ王国と友好を結ぶのが目的だったのだ。
 そのため国宝である魔道具を惜しげもなくフレア姫に進呈するなど、大盤振る舞いだ。
 逆にゼンジロウの世話役であるルクレツィアをねじ込むために、魔導部の運搬に彼女を責任者として送るのです。

 そしてジルベール王家から治癒士を雇い、すべての仕事を終えたので帰国しました。
 アウラはゼンジロウにフレア姫とともにウップサーラに行ってくれと頼むのです。

 この作品の面白さは王族の人たちが極めて理知的で感情で動くことが少ないということです。
 ゼンジロウはともかく、年若いフレア姫も相手の出す好条件の裏を読み取るなど、交渉に長けています。
 彼らは個人的感情よりも政治を優先する人種なのですね。
 シャロワの王太子ジュゼッペも政敵であり、弟であるラルゴとは裏で互いの意見を交換し、破局を回避していました。

 表紙にもなっているルクレツィアですが、彼女はあんまり目立ってませんね。
 もっとも彼女が出ると華やかなので、好きなんですよ。もっと出番が増えてほしいです。
 
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