Entries

薬屋のひとりごと 第2巻感想



  薬ジャンキー娘、猫猫《まおまお》が後宮で地道に活躍するサスペンスドラマです。

 後宮を首になった猫猫は、宦官の壬氏に身請けされた形で働くことになった。
 相も変わらず自分の好奇心を刺激するものしか興味を示さないが、その知識は大いに役立てている。
 細かい事件を科学的根拠で解決していくが、それらは一点に集中していたのであった。

 ある日猫猫は数多くの事件から祭事を利用した暗殺計画を嗅ぎ取った。
 しかも祭事の頭は壬氏だったのだ。変人軍師羅漢が関わるなど猫猫の周囲は騒がしくなる。

 基本的にオムニバス形式の作品ですが、書籍化にあたりかなり書き直してますね。
 なろうでは宮廷編1として扱われていましたが、壬氏暗殺に繋がるのは意外でした。
 それもひとつひとつは単純な事件が実は繋がっていたのが驚きです。

 特に新規の話を絡めたのは見事でした。ある細工職人の話ですが、実は大事件に繋がっていたのが意外です。

 さらに猫猫の過去も明かされました。元々色町で育ったのはわかっていましたが意外性がありましたね。
 そして生みの親である羅漢ですが、挿絵だとなんとなく狡からい40代に見えました。
 もう少しガタイが良くて白髪を生やした男だと思ってましたね。
 彼は人の顔が覚えられないかなり深刻な病気を持っています。
 なぜか猫猫だけは区別がつくので余計固執しているようです。

 ちなみに猫猫の母親は妓女ですが、羅漢をはめて子を宿らせたようです。
 その人は今どこにいるのかわかりません。猫猫は母親が死んだとしか聞いてないのですから。
 猫猫は羅漢を蛇蝎の如く嫌っていますが憎んではいないようです。
 関わり合いにならなければそれでいいというところですね。

 羅漢は猫猫を身請けするつもりでしたが壬氏に先を越されてしまいました。
 それ故に壬氏に対しては不快な気持ちがあるようです。
 でも娘を身請けするという発想がおかしい。本人は有能な軍師なのですがここら辺が常人と違うようだ。
 猫猫の義父である羅門は羅漢の叔父で彼の顔も区別できるらしい。ただし将棋の駒にしか見えないが。

 一応彼の過去の明かされていますが、あまり同情できないのは彼が自己中心的だからでしょうか。
 人の顔が判別できなくても才能は理解し、その人の実力が発揮できる部署にやるなど才能を見抜く目はある。
 しかし人の気持ちがさっぱりわからない。見えても理解できないのだ。
 逆に不憫だと思いましたね。私も人の顔は覚えられるけど気持ちはわからないので。

 中世の東洋という一風変わった世界観で活躍する女名探偵。
 もっとも本人は面倒事は御免だと思っているが、思い立ったら吉日と思う性質でもある。
 ジャンキー娘の未来はどうなるのだろうか。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kouhoba.blog.fc2.com/tb.php/1564-e1873103

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

江保場狂壱(こうほば・くるち)

Author:江保場狂壱(こうほば・くるち)
ようこそいらっしゃいました。
江保場狂壱の面白いと感じたものを紹介しています。
映画や漫画、ゲームなどがありますよ。
まあ一貫してないのが難点だけどね。

カウンターショック

皆様のおかげで元気になれます。来てくれてありがとうございます。

買い物

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR