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ハーレムアバンギャルド 隊長をマゾに育てて士気向上♪

 アバンギャルドとはフランスでは軍隊用語で、前衛・尖兵の意だった。
 それが 第一次大戦後、欧州に興った芸術革新運動歳て呼ばれるようになった。
 その後抽象芸術・シュールレアリスムなどに代表されるようになったそうです。
 ある意味どちらも意味が通じると思いました。

 仙樹歴一〇四五年、ラルフィント王国の山麓朝に所属する下級兵士スカールはある部隊に所属された。
 貴族の娘ベルリアンヌが率いる女性だけの部隊だったのだ。
 レナス領領主バージゼルは謀反人扱いされるも、雲山朝と手を組むことになった。
 スカールはひたすら戦うが、隊長は敵前逃亡をしてしまうのであった……。

 エロい。すごくエロイ。まるでノベルズのようにすさまじいエロさを誇っております。
 最初の相手はドゥーズだ。一〇年前スカールと初体験したが別れてしまった。
 伝法なしゃべり方だが人前では猫を被っている。
 スカールの時だけは地に戻ってエロエロしまくるのが素敵だな。
 一応人前では男と立てているし、結婚するならこの人がいいかもしれない。

 もう一人はシーリーンだ。ベルリアンヌの家臣で副官だ。
 まじめすぎる性格だがスカールに処女をささげて以来忠実な犬になってしまった。
 嫉妬深く独り占めしたがる様はいじらしくて可愛らしい。
 まさにペットだ。こんなかわいいペットがいたらお持ち帰りしたいくらいですね。

 極めつけはベルリアンヌだ。普段は強気なのだが経験がないため逆境に弱い。
 貴族の娘だが女将軍になりたいと思っている。ただし権力には興味はない様だ。
 だが敵前逃亡をしたため、ドゥーズにお仕置きされてしまう様はみじめであり美しい。
 隊員たちに処女とバレたときは憐れみと蔑みの眼で見られる姿はシュールだ。
 ただ男はスカールのみで、レズプレイしかないため、凌辱感は薄い気がした。

 そしてアナルを開発されても処女を散らすのは最後までというありさまである。
 さらにヒモとしか言えない衣装を着せられ、マゾに目覚めてしまった。
 開発された彼女の乱れっぷりはもう文庫とは思えないほどのエロスである。
 でも結婚まではしたくないな。するとしたら無理やり婚約するくらいか。
 スカールはなし崩しにベルリアンヌと結婚したけどね。

 ある意味ベルリアンヌは前衛芸術と言える。
 完成されたマゾは芸術品として昇華されると思いました。
 もっとも手元に置きたくはないですね。遠くで見るのが一番です。

 ちなみにテンペストは仙樹歴九〇〇年だそうです。
 ラルフィントが統一するのは二百年とあったからバージゼルの代では無理ですね。
 なんというかプリズナーで歴史を進めすぎたから、ここらで時間を稼ぐ感じがする。
 ハーレムシリーズはまだまだキルタイムにとって大事な生命線だと思いました。

 でもね。作中でクリエートは二〇歳と書いてあった。
 プリズナーは一〇四七年で姉のネメシスは二〇歳のはずだった。
 なんかもうハーレムシリーズは破たんし始めてきている。
 
 一応ハーレムシリーズは何処から読んでも楽しめる構成です。
 私みたいなファンが重箱の隅を楊枝で洗うんですよね。
 純粋にハーレムシリーズを楽しんではいるけどな。
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コメント

[C281] お久しぶりです。

 隊長の敵前逃亡というのは虚をつかれました。カッコいいお姉さまが多いなかで何とも意外な情けなさぶりです。
 部下に調教される展開がよかった。それが陰惨にならないのも竹内ワールドらしいですね。「ある意味ベルリアンヌは前衛芸術と言える」という指摘は凄いです。なるほど。
 歴史の詳細がいくつかわかって楽しかった。仙樹歴1100年統一ということはラルフィントは神聖帝国に含まれないのでしょうか。
 『アサシン』ではそれほど感じなかったクリエートのカリスマ性が印象に残りました。年齢の件、今後どちらが「正史」になるのか興味深いです。
 江保場様の「重箱の隅を楊枝で」記事もいつか読んでみたいです。私はいまひとつわかってないので。長文失礼しました。
  • 2016-09-05 21:12
  • ハーレムシリーズ好き
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[C282] いらっしゃいませ

ハーレムシリーズ好き様いらっしゃいませ。

 敵前逃亡をした隊長は初めてでした。その後の調教はそれほど陰惨ではないのも竹内先生らしいと思います。
 前衛芸術云々はあくまでアバンギャルドから取ったものですが、中らずと雖も遠からずでしょうね。
 クリエートはアサシンだとのんびり屋に見えたので、今回は格好良かったです。
 重箱云々は作品の矛盾をあげるだけなのですが、いつかはやってみたいと思います。では。
 
  • 2016-09-06 08:26
  • 江保場狂壱
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[C283] タイトルのつけ方が上手い

最初普通にヴァンガードでよくね?と思いましたが、前衛芸術の意味も含ませてたわけですね。そういう意味では正に『これしかない』と。
スカールは誠実な人物という印象を受けました。立場上自分の女やいずれできるだろう家族を守れると確約できないわけで、そこでズルズル引きずらず別れるという選択をできるのはすごいと思います。
クリエートとネメシスの年齢の齟齬の件は気づけませんでした。これについてはプリズナーとの間隔が空きすぎた(約7年前)のが原因でしょう。どこを舞台にするかについての裁量権がどうなっているかはわかりませんが、竹内先生一人の責任とは言い難いと思います。
テンペストの時期が判明したことでここまでの主人公経験者が生きて統一の日を迎える可能性はほぼ無くなりました。個人的にはもしあるなら『節目節目でしか歴史の流れを進められない』縛りは無くしてもいいように思います。なぜならこのシリーズは大陸統一というゴールにたどり着いたらそこできっぱり終わりにしなければならないという性質のものではないからです。他作品とリンクさせたり視点を変える形で外伝的な話をいくつも作れることはすでに実証済みです。そうした引き伸ばし策が今回管理人さんが指摘したようなミスの遠因になってるように思えます。
  • 2016-09-06 20:34
  • Ts
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[C288] 私もそう思いました

 作中も前線で戦い、ベルリアンヌが芸術にされる素敵なネーミングだと思いましたね。
 スカールは家族がいないから家族を作るのを恐れたのかもしれません。逆にベルリアンヌならぐいぐい引っ張りそうですから案外お似合いのカップルだと思いました。

 クリエートとネメシスの年齢の齟齬はまさに私の書いた重箱をつつく行為です。
 この作品から入った人には興味がないと思いますね。
 私も竹内先生のせいではないと思っています。何しろシリーズはもうじき60冊になる。どうしても齟齬は生まれてしまいます。
 テンペストの時期が判明したことで統一の結末をごまかしたと思われます。あと50年後でどちらが統一するか誤魔化せますからね。
 このシリーズはどこからでも楽しめる反面、他の作品の主人公を蔑ろにできない。
 サーヴァントで死亡したクレイモアが過去の話で主役になるならまだしもね。テンペストの登場人物はすでに、亡くなったでしょうが、あくまで過去の話ですから。
 今回はプリズナーのミラージュ戦役を一兵士から見た形になっています。
 マーチャントはキャッスルの裏側を、ウォーリアーはジェネラル1の裏側を書いてました。
 まあ気が向いたらプリズナーとアバンギャルドを比べた記事を書くかもしれません。期待はしないでください。では。
  • 2016-09-07 19:25
  • 江保場狂壱
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[C289] 密林情報

次回作の時代と舞台が判明しました。仙樹歴1040年のメリシャントとのことです。
個人的には予想が外れてうれしかったです。竹内先生がご自身のブログで山麓朝と雲山朝はもはや別の国とおっしゃっていたこともあってまたラルフィント系なんだろうな、と思ってたので。
  • 2016-09-28 21:52
  • Ts
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[C290] なんと、なぁんと!!

 Tsさん毎回情報ありがとうございます。

次回作の時代と舞台が仙樹歴1040年のメリシャント地方とは驚きです。
 1036年にメリシャントは亡んだからその後にサラマンカが生まれたのでしょう。
 傭兵団がギルドなのでしょうね。

私も個人的には予想が外れてうれしかったですね。
 見事な裏切りににやりとなりました。
 ハーレムシリーズは悪い意味で予測がつきやすい《私がそう思い込んでいるだけ》から。
 来月が楽しみですね。
  • 2016-09-29 18:47
  • 江保場狂壱(こうほば・くるち)
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