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理想のヒモ生活 第2巻感想



 異世界にあるカープァ王国に召喚された善治郎は女王アウラと結婚した。
 最初は後宮に引きこもり何もしない約束であったが、周りの情勢はそれを許さなかった。
 家庭教師を雇い、マナーや魔法を学ぶ善治郎は社交界デヴューするのである。

 今回は善治郎の社交界に対する話が印象的でした。
 王配である彼は一言一句が注目されており、言質を取られる発言は許されないのです。
 プジョル将軍から弓を贈られたけど、下手に受け取れば軍事演習に参加させられかねない。
 かといって断れば恥をかかせることになる。本当にめんどくさい。
 この答えは所有者は自分だけど、将軍の部下でふさわしいものに貸してくれというものでした。

 善治郎はすごいと思いました。私なら絶対できっこないからです。
 何しろ将軍の会話は想定外で善治郎はアドリブで対処したのですね。
 私はすぐパニックになりやすい性格なので、同じ立場だとすぐ思考停止に陥ります。
 もっとも善治郎は事前にマナーを勉強していたし、アウラから要注意人物の対処法を学んでました。
 それでも乗り越えられる善治郎はすごいです。

 善治郎は自分の立場を知っている。アウラのためにも目立たないように気を付けているのだ。
 男尊女卑の社会なので下手に目立つとアウラの代わりに王にされかねないのである。
 王族として育ったアウラならともかく、善治郎は庶民なので国を動かすなど不可能です。
 何もしなくていいにしても、私ならストレスでトイレにこもりっきりになっていたでしょう。
 複雑な状況で頭が切れかけてしまうでしょうね。それらの苦難を乗り越える善治郎は地味だけどすごいですね。

 派手な戦闘は皆無です。関係する女性はアウラだけですね。
 妊娠、そして出産とテンポよく進みます。
 あと善治郎の血筋に問題があり、こちらも水面下で激しく動いております。
 腹の探り合い、裏の交渉など静かな戦争といったところでしょうか。
 
 王族や貴族の交渉術が非常に面白いです。
 一度読めばその世界に没頭できること請け合いですぜ。
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