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十三の眼



 一九四七年に大映で公開されました。監督は松田定次氏です。

 ある日松川警部が殺害された。大恩ある藤村大造(片岡千恵蔵)は犯人探しに躍起になる。
 藤村は犯人の手掛かりがユニオンガーデンであると判断した。
 そこで踊り子のタマキ(喜多川千鶴)とまゆみ(由利みさを)と出会う。
 藤村は手品好きの金持ちに扮し、贋金作りと称して敵の懐にもぐりこんだ。
 だが敵もさるもの、タマキたちの正体に気づき、殺害しようとした……。

 面白かったです。もちろん半世紀前の作品ですが、それを差し引いても面白かった。
 何しろ片岡千恵蔵氏の演技が素敵です。多羅尾伴内はもちろんのこと、金持ちの紳士に、占い師や香具師などいろいろです。
 そして美女との絡みがよい。もちろんエロいという意味ではない。
 彼女らは藤村に惚れており、彼のために動くのです。

 クライマックスが盛り上がりましたね。敵のボスが吊り天井で仕掛けで片岡氏らを抹殺しようとしました。
 なんでそんな仕掛けがあるんだよと突っ込みましたね。当時でも珍しい仕掛けだと思います。
 そこで片岡氏が気になるルリ(奈良光枝)に救われたのです。もちろんその過程で片岡氏と関わってましたね。
 最後のセリフ、ある時は…、なかったです。まだ決め台詞として定着してなかったようです。
 
 ただボスが唐突に出てきた感じがしました。支配人の伊勢川はその手下に過ぎなかった。
 いや、途中でボスは出ていたが、観客はクライマックスまでボスを認識できないのである。
 正直、戦うべき敵が薄っぺらい感じがしましたね。
 片岡氏が変装する。美女と絡む。それだけな感じがしました。

 ですが流れるようなアクションに魅了されましたね。
 まだ初期ですから、慣れていなかったのでしょう。
 実際、多羅尾伴内シリーズは大映では四本、東映では七本撮られた人気作です。
 もっとも小林旭氏の新シリーズは二作で打ち切られました。やはり片岡氏でないと盛り上がらないのかもしれない。
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