江保場公園
二〇一三年二月二〇日に開設しました。気儘に書いてます。大体映画か漫画の感想が多いです。竹内けんのハーレムシリーズなどを書いてますが基本的には自分が興味のあるものを書いてます。感想はネタバレが含んでいるので自己責任でお願いします
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十三の眼
一九四七年に大映で公開されました。監督は松田定次氏です。
ある日松川警部が殺害された。大恩ある藤村大造(片岡千恵蔵)は犯人探しに躍起になる。
藤村は犯人の手掛かりがユニオンガーデンであると判断した。
そこで踊り子のタマキ(喜多川千鶴)とまゆみ(由利みさを)と出会う。
藤村は手品好きの金持ちに扮し、贋金作りと称して敵の懐にもぐりこんだ。
だが敵もさるもの、タマキたちの正体に気づき、殺害しようとした……。
面白かったです。もちろん半世紀前の作品ですが、それを差し引いても面白かった。
何しろ片岡千恵蔵氏の演技が素敵です。多羅尾伴内はもちろんのこと、金持ちの紳士に、占い師や香具師などいろいろです。
そして美女との絡みがよい。もちろんエロいという意味ではない。
彼女らは藤村に惚れており、彼のために動くのです。
クライマックスが盛り上がりましたね。敵のボスが吊り天井で仕掛けで片岡氏らを抹殺しようとしました。
なんでそんな仕掛けがあるんだよと突っ込みましたね。当時でも珍しい仕掛けだと思います。
そこで片岡氏が気になるルリ(奈良光枝)に救われたのです。もちろんその過程で片岡氏と関わってましたね。
最後のセリフ、ある時は…、なかったです。まだ決め台詞として定着してなかったようです。
ただボスが唐突に出てきた感じがしました。支配人の伊勢川はその手下に過ぎなかった。
いや、途中でボスは出ていたが、観客はクライマックスまでボスを認識できないのである。
正直、戦うべき敵が薄っぺらい感じがしましたね。
片岡氏が変装する。美女と絡む。それだけな感じがしました。
ですが流れるようなアクションに魅了されましたね。
まだ初期ですから、慣れていなかったのでしょう。
実際、多羅尾伴内シリーズは大映では四本、東映では七本撮られた人気作です。
もっとも小林旭氏の新シリーズは二作で打ち切られました。やはり片岡氏でないと盛り上がらないのかもしれない。
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