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現代ポルノ伝先天性淫婦

1971年に公開された鈴木則文監督作です。
 TUTAYAネットレンタルでは一般向けだけど、どう考えてもポルノなのです。
 性的描写を書いてるわけではないが、念のため。

 由紀(池玲子)はミッション系の学校に通っていた。故郷の京都に帰ってきた。
 そこで母親(三原葉子)は安川(藤木孝)と同棲しており、毎日セックスをしていた。
 ちなみに三原さんはあえぎ声を出しても乳首は見せませんでした。
 最初に見たときは池さんと三原さんは年が近いと思ってましたが、親子ほど年齢は離れています。
 十代で三原さんと同格の色気を持つ池さんのすごさに引き込まれましたね。

 安川に処女を奪われた由紀。東京でゴーゴーバーで働く。
 そこで大場(小池朝雄)というヤクザの若頭と縁がありくっついた。
 だが大場は抗争で怪我をして不能になり、さらに組もやめて由紀のひもと化していた。
  凛々しかった頃と比べると、かなり悲しいエピソードである。

 由紀は男と肌を合わせないと眠れない性格になってしまった。
 ある日、パトロンの男から逃げるために車に乗り込むと、それは本間洋一郎(宮内洋)という建築デザイナーの青年の車だった。
 本間に売女呼ばわりされ、失意のままふらふらしていたら、母親と再会する。
 母親は東京でクラブを経営しており、由紀は一緒に働くことにした。さらに本間と再会し、二人はラブラブになった。

 本間が京都に仕事で出かけていると、由紀は我慢できなくなり京都へ向かった。
 一足先に本間の大学時代の友人サンドラ(サンドラ・ジュリアン)がやってきた。
 本間とサンドラはフランス語で会話した。字幕は出ていたが太陽の光で見えにくい部分があった。
夜中サンドラはヤクザ三人にレイプされる夢を見た。そして由紀とレズプレイを楽しみ、翌日帰国した。
サンドラを相手にする男は背中にいれずみを彫っており、賭博場で抱いた。サンドラは花札を手にしながらもだえていた。

 このシーンに意味があるのだろうか?いや、えろいからそれでいいのだ。
 枕屏風は春画が貼ってあったからジャポニズム的エロで興奮したのかも。
さすがにフランス人なのかスタイルもよく、実にえろかった。
 しかしサンドラさん自身はこの役に対しどう思ったのだろうか?それはわからない。

 その頃松村(遠藤辰雄)という社長は由紀に欲情を抱いていた。
 養子の明人(渡辺文雄)と手を組み、薬で由紀を犯す。本間は松村の父親であった。
 松村を抱いたと聞かされた本間は由紀に失望する。
さらに松村は母親を犯そうとして二階から落としてしまう。そして母親はそのまま死んだ。
復讐を誓う由紀。そのために松村の秘書になって一緒に暮らすことにした。

 物悲しい女の物語である。終盤が一気に復讐劇になったのはちょっといただけないかも。
もっとも最後は由紀と本間のラブシーンで終わるからいいかもね。
由紀の身体に群がる男たちの醜いこと。本間だけが純愛を貫いております。
 本間役の宮内さんは特撮ヒーロー物では有名な方です。濡れ場は無理でしょう。

松村役の遠藤さんは石井輝男監督の忘八武士道に出てました。
 あちらは特殊メイクが濃い人で、今回の役は少し普通だったので意外でした。
 まあ、エロ親父には変わりありませんが。

明人役の渡辺さんは石井監督の徳川女刑罰史でサディストなお奉行様を演じておりました。
小池朝雄さんは石井監督作と比べると落ちぶれたヤクザは普通に見えます。
もっとも鈴木監督が劣っているわけではなく、石井監督が変わっているだけです。
シャワーから見下ろしたカメラワークとか絶賛です。後味のさわやかさはポルノでありながら、最高でしたよ。
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(2008/05/21)
サンドラ・ジュリアン、宮内洋 他

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