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ハーレムシリーズでの復讐



 ハーレムシリーズにおける復讐を考察してみました。
 あくまで私の妄想です。もしかしたら間違っているかもしれません。
 
 ハーレムシリーズの王族・貴族は例外を除き、復讐心がない。
 これはハーレムシリーズが戦国時代をモデルにしているからだと思います。
 戦国時代では仏教が流行っており、復讐はしてはいけないという教えがあったそうだ。
 もしくは王族、貴族は庶民と違った教育を受けているからかもしれません。

 まずシスターのヒルクルス。父親のヒルメデスはウルスラに討たれた。しかも後ろからだ。
 だがヒルクルスは卑怯と思っていなかった。逆に殺意が芽生えたのはグレイセンを侮辱されたときだけです。

 クライシスのアリオーンは父親をヒルクルスに殺されました。しかしヒルクルス本人に復讐心はなかった。
 あくまでドモスから国を奪うことしかなかった。

 レジスタンスのエルフィンも父親を殺されている。その上自分は冷や飯食いだった。
 その元凶であるジューザスは殺せず、逃げられた。もっともエルフィンは主君殺しなどごめんだったようだ。

 ウォーリアのロクトは父親のロクトをリュシアンに討たれている。もっともあんまり悲しんではいなかった。
 もちろん時期が来たらリュシアンの首級を取るつもりだったようです。

 男の場合は父親を殺されても個人に復讐するつもりはないようです。
 ヒルクルスはフィリックスに殺意を抱いていますが、あくまで国のためを思っています。
 アリオーンは個人の復讐より、国を取り返すので精一杯でした。
 あるとすればパフォーマンスの為に敵討ちをする形ですね。

 ただし男でも敵討ちに走ることがある。カーニバルのセシルだ。
 彼は家族を叔父のガープネスに殺されている。のちに彼は復讐を果たし、ガープネスの家族は皆殺しにしている。
 これは彼が乳母に日傘のお坊ちゃんだったからだ。闘ったこともない子供だからである。
 ヒルクルスも感情的になりやすかったが、国のことを考えていた。
 セシルは何もしていない。これが大きな差になっている。

 おっと、クイーンではアレックスがリュシアンに対し復讐心を抱いていた。
 アレックスの部隊がリュシアンを執拗に追い回していたから。
 自分の側室であるルシアナを寝取られたのだ。詳しくはジェネラル2にあります。
 やはり王族でも子供だと復讐心に走りやすいかもです。

 女の場合は感情的になりやすい。
 レボリューションのロータスは国王と王弟をそそのかし、最後は王弟を殺した。
 プラザは王弟に父親を殺された。その後ベルンハルトと共に仇討ちをする。
 もっともベルンハルトが国を乗っ取るための最終手段でもあったが。

 特殊な例だとアサシンのシェリーとステラがいる。彼女らは暗殺者だ。
 クリエートによって暗殺組織の仲間は殺されている。しかし復讐心はない。
 シェリーは道具として扱われていたのか、仲間や育ての親にも愛着がなかった。
 ステラは組織の命令でクリエートを殺そうとしたが、組織の恐怖であり、仲間意識はない。

 マイスターのユージェニーも特殊だ。彼女の父親はワイマールに殺されている。
 だが彼女が仇討ちをするのは、家督を継ぐためだ。

 ダイナストのアンサンドラは父親が服毒自殺した。ルーシーの父親もドモスとの戦いで戦死している。
 シークレットではアンサンドラはアレックスを出産している。彼をドモス国王に育てるのが夢だ。
 ロレントに復讐するのではなく、アレックスを王に育てることが彼女らの悲願なのです。
 
 あと庶民は復讐心に囚われることがある。
 ファイターのクローシュは村人で、家族を盗賊に殺されている。
 もっとも盗賊の頭は殺さなかった。

 マーシナリーの自警団のジョシュアは父親を殺したジュドーに切りかかった。
 完全に復讐心に囚われていた。
 ちなみにジョシュアはモブキャラだ。

 特殊なのはテンプテーションのハヤテだ。彼の父親コガラシはふたりの剣舞のイレーネに殺されている。
 だがハヤテの心の中はイレーネの復讐ではなく、無様に殺された父親への怒りだった。
 ハヤテは忍者だ。庶民と違い、身体と精神の鍛え方が違うのだろう。

 一通り調べたが、もしかしたら取りこぼしがあるかもしれない。
 なんとなくだが王族や貴族は個人的な復讐より、国のことを考えるよう教育を受けているのだろう。
 彼らは個人ではない。国の歯車なのだ。感情を押し殺し、国政に力を注がねばならない。

 たぶんガーデンのウルティアは父親レイモンが百日戦争で戦死しても復讐心はないだろう。
 あくまでドモスと戦うお題目を掲げるだけかもしれない。
 スチューデンツのサメロやウェディングのカルシドは、百日戦争で父親クブダイが戦死している。
 彼ら姉弟も個人的に父親の仇討に興味がなかった。自分たちの役割を懸命に果たしているだけだ。

 これは私の妄想だが、黄金竜や朱雀神殿などの宗教はラルフィントの仙樹教から分裂したかもしれない。
 仏教も小乗仏教や大乗仏教に別れている。仙樹教の教えが残っている可能性がある。
 まあ仙樹教時代後付け設定ですから、妄想なんですけどね。
 そうだったら面白いなと思っただけなので気にしないように。
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コメント

[C173] 初めまして

初めましてです。Tsといいます。
よろしくお願いいたします。

早速ですが、クイーンのアレックスの件については、彼の意志ではないと思います。
ジェネラル2でのルシアナへの対応がその根拠です。それに過去作をみると自分の立場を危うくしかねない行動を積極的に取るほど考えなしな人物には見えませんでした。

ヴィルズ辺りが突出し、周りがそれに引きずられて、という流れの方が納得できると思います。彼も未遂に終わったとはいえ被害者ですから。
  • 2015-12-13 20:28
  • Ts
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[C174] ようこそ

 TS様いらっしゃいませ。

 確かにアレックスの件は自分の意志ではないかもしれません。ルシアナの対応も納得です。
 フランギースあたりがアレックスの名を傷つけたとして激高した可能性が高いですね。
 そうなるとリュシアンを連れてきたヒルクルス将軍の立場が危ない。むしろリュシアンを憎むのはヒルクルスのほうかもしれません。十年間フレイアを相手に骨を折った彼ですが、フランギースのヒスのせいで台無しになりかねませんね。
 もっともロレントがそれを聞いても、「励め」の一言で片づけるかもです。なんとなくですが。

 自分の視点だけでは気づかないことが多いです。勉強になりました。ありがとうございます。
  • 2015-12-14 08:27
  • 江保場狂壱
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[C248] 貴人の性質

『プレリュード』を読んで思ったのが、王族や名家の人間というのはそもそも親兄弟を殺されて復讐に走るほどには血縁者への情愛がないんじゃないかということです。

原因としては直接育成に携わることがほぼないからというのが大きいのでしょう。名家の子息は親が手ずから育成するということはあまりなく家臣に任せるのが一般的という記述は過去作にもありました。セリューンが母親のことを思い出すシーンでも「手ずから育てたクラウスの方が可愛いのだろう」「貴族の嫡子とはそういうもの」と言ってましたし。
また「他者に対しあまり情を持てない」というのも貴人の性質として挙げられていました。セリューンは極端な例としてもあの世界の王侯貴族は程度の差こそあれそういうところがあるのでしょう。

彼らにとっては肉親よりむしろ直接育成に携わった人物を殺された方がよほどこたえるでしょうね。エルフィンにとってロックスがまさにそれでした。
  • 2016-03-12 23:49
  • Ts
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[C249] それはいえるかも

 Ts様おはようございます。

 そもそも貴族と庶民では感覚は違うのは明白ですからね。
 ジェネシスでもアレックスは乳母のフランギースに育てられました。憎まれるのが乳母で、たまに親に甘えるものだそうです。
 ロックスはエルフィンの傅役ですから、余計死が堪えたと思います。
 
 ハーレム世界は厳しい身分制度がある。現代のわれわれと比べるのは間違っているかもしれない。
 家族が殺されたから即復讐はないのでしょう。
 でも復讐を望む読者としては物足りなさを感じるかもしれない。
  • 2016-03-13 08:31
  • 江保場狂壱
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