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江戸川乱歩異人館第13巻 これで最後になりました

 

 先月12巻が発売されたばかりなのに、ひと月足らずで13巻が発売されました。

 孤島の鬼:どうにもいまいちな感じがした。諸戸と箕浦の関係ばかりに力が込みすぎた。
 本来この作品はどろどろしたものがあった。周りと違うことを呪う鬼の恐ろしさが怖いのです。
 その狂気が感じられなかったのです。なんともあっさりした感じしかしなかった。

 それにヒロインの恋がない。なんともあっさりしているのだ。
 原作は恋人を失ったため、謎を解くのだが、それが漫画にはなかった。
 だからヒロインに思い入れがないのである。

 最後は明智小五郎が警察を呼んだが、とってつけた感じがした。
 明智が出たのが悪いわけではない。一応伏線は貼ってあった。
 でもなんか違う感じがしていまいちでしたね。

 孤島の鬼は乱歩作品で最高傑作だと思っています。
 だからこそ惜しいと思いました。

 火縄銃:元々孤島の鬼の前に掲載されていたのですが、単行本では最後の話になりました。

 江戸川乱歩が明智を誘い、友人の泊まるホテルに来ました。そこで殺人事件が起きたのです。
 原作のオチを勝手に変えてますが、同時になるほどなと思いました。
 火縄銃は短編です。それゆえに駆け足な印象があります。
 偶然が偶然に重なることはありえませんが、それは小説ですからね。
 
 それを山口先生が疑問視したのかもしれない。
 偶然の事故ではなく、必然の殺人にしたのもわかる気がします。
 この話自体マイナーだからある程度の改ざんは良いと思った。

 これで江戸川乱歩異人館は終わりです。
 最初は乱歩ネタでどこまでいけるか楽しみでした。原作と違うオチも楽しめましたね。
 ただ山口先生のエロい部分が目立つのは仕方がないことです。
 もちろんエロがない時もありました。

 屋根裏の散歩者やD坂の殺人事件などメジャーなものから、
 白昼夢や二廃人などマイナーな短編物などもありました。
 この漫画を読んで原作を読むことをお勧めします。

 私個人としては闇に蠢くや盲獣を漫画にしてほしかったですね。
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