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檻の中の妖精

 一九七七年に公開された小原宏裕監督作です。
 原作は団鬼六先生です。
 なんとなく団鬼六らしい作品でした。いや原作者として名が出ているだけではありません。
 近年では先生の原作でもこれはと首を傾げるものが多かったからです。
 これは七〇年代に作られたのです。

 憲兵が幅を利かせていた時代、西崎中尉(井上博一)と村山子爵(大河内稔)はSM仲間でした。
 当時は反政府運動する人間を捕まえては、村山が拷問して楽しんでいたのです。
 あるパーティで村山は谷ナオミを見つけ、恋い焦がれました。
 もちろん調教して楽しむためです。

 西崎は谷さんに反政府の疑いをかけ、村山の屋敷に監禁しました。
 そして歌舞伎俳優の仙之介(浜口竜哉)も一緒に連行したのです。
 正直女形をやるには太りすぎな気がします。しゃべり方もきもいし、こんなのと一緒では燃えません。

 谷さんは着物を脱がされますが、最初は西崎の部下である田岡(佐竹一男)の仕事でした。
 ところが田岡はDTで女性の扱いに慣れていません。西崎は人選ミスをしましたね。
 もうちょっと女慣れしている奴を選べばよかったと思うが、それだとお話にならない。
 田岡は憲兵隊の寮でシコっていたところ上官に注意されましたよ。

 田岡はついに爆発し、西崎を殺害しました。
 そして山奥に逃げて、二人は愛し合います。
 しかし上官殺しをした田岡を憲兵隊が襲撃しました。
 田岡と谷さんは射殺され、小屋は放火されたのです。

 やはり谷さんは縛られてナンボだと思いました。逆さづりにされあそこにヤカンの水をかけられたりします。
 それ以上に村山が権力を悪用し、谷さんを軟禁して楽しむのが素敵でした。
 団鬼六作品では悪党は調教する相手の身体だけでなく、人生も奪ってしまうのです。
 まあロマンポルノだと最後は逃げてしまうのが多いですね。

 それ以外は団鬼六らしさが出てよかったと思います。
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