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江戸川乱歩異人館第十巻感想

『グランドジャンプ』連載、江戸川乱歩原作、山口譲司先生作画の漫画です。

 今回は短編物が多かったです。
 防空壕、指輪、畸形の天女、石榴。
 とはいえ、前記の二つしか読んでないので、後記はよくわかりません。
 オチを書くのは問題なので感じたことを書きます。

『防空壕』
 空襲の際ある男が防空壕に逃げ込んだ。そこには美女が……。
 ほぼ原作通りでした。漫画になると余計きついものがありますね。

『指輪』
 ある男二人の会話のみで終わる作品です。
 原作通りだったけど、最後のオチが変更されたのは、よいと思いました。
 まさかこんなマイナーな作品まで漫画にするとは思いもよりませんでしたね。

『畸形の天女』
 原作は未読なので漫画で思ったことを書きます。
 ふみ子が宇宙人に見える。そうグレイみたいな感じでした。
 言っていることもどこかちぐはぐなんですね。日本語は知っているけど、深い意味まで知らないような。
 主人公は会社の社長で、仕事の終わりに与太者に変装して楽しむ趣味がありました。
 そんな彼にとってふみ子は今まで出会ったことのない不思議な魅力を感じたのでしょう。

 あとで調べましたが、これはリレー小説だったそうです。乱歩が最初に書きました。
 いったいどういう結末になったのか気になりますね。
 
『石榴』
 これも原作は読んでないのでわかりません。
 ただ硫酸を飲まされた死体が無気味でした。死体の絵を描く学生は畔柳博という青年です。
 いわゆる顔のない死体を題材にしていますね。いったい被害者は誰なのかと。
 こちらは異人館ではおなじみの江戸川乱歩が関わっております。

 異人館もすでに十巻になりました。江戸川乱歩を題材によくここまで描けたと思います。
 それに今の読者が乱歩をどれくらい知っているか不明ですが、十巻も続いたから需要があるのでしょう。
 あと山口先生の乱歩愛が溢れていますね。原作の改ざんは私にとっては許容できますし。
 ただ色気が強すぎるのが難点かもしれません。乱歩は必ず美女が殺されるわけではないですから。
 
 古典文学と現代の漫画が組み合わさった最高傑作をぜひ二十歳の若者に読んでもらいたいですね。
江戸川乱歩異人館 10 (ヤングジャンプコミックス)江戸川乱歩異人館 10 (ヤングジャンプコミックス)
(2015/02/19)
山口 譲司

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まあ一貫してないのが難点だけどね。

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