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伊賀野カバ丸 実写版

 一九八三年に東映で公開された鈴木則文監督作です。
 原作は別冊マーガレットに連載していた亜月裕先生の同名の作品です。

 当時の少女漫画って基本的に美形がほとんどであり、不細工な人間はほとんど出てこない。
 実写化すれば残念な結果になるのは目に見えているが、原作ファンを釣ろうとする商才は今と変わらないね。
 あとジャパンアクションクラブが協力しており、JACのための作品でもあるんだよな。
 
 時代錯誤の祖父伊賀野才蔵(千葉真一)に毎日しばかれ腹を空かせるカバ丸(黒崎輝)。
 ある日才蔵が死んだので祖父の知人にしては血色の好い大久保蘭(朝丘雪路)を頼る。
 彼女は金玉(きんぎょく)学園の院長だ。彼女は初恋の人の孫という理由でカバ丸を転入させた。
 カバ丸は大久保家の居候となり、潔癖症の孫娘大久保麻衣(武田久美子)は野生児のカバ丸に血が上った。

 ヅラと化粧が気持ち悪い目白沈寝(真田広之)は頭はともかく運動神経抜群のカバ丸を焼きそばで懐柔する。
 ライバルの王玉学園に勝つためだ。老け顔の生徒会長豪遊(大場健二)や麻衣のストーカー前島(鹿又祐司)がいた。
 王玉にはカバ丸の修業仲間の疾風(高木淳也)がおり、剣道から格闘技に変わった。
 勝負がつかなかったので京都の修学旅行先で再開することになったのである。

 カバ丸と疾風の勝負は飛び込みから、遠泳。騎馬に早食いと進んでいく。
 最後はカーロデオで勝負を付けた。目白と豪遊が運転してカバ丸たちを振り下ろせるかの勝負だ。
 最後に実は才蔵は生きていたというオチで話は終わる。

 小学生の頃、カバ丸のアニメを観たことがあるが、アニメと比べるのは酷というものである。
 少なくとも過去に水島新司原作のドカベンを実写化した鈴木則文監督が関わったのだ。それはもうめちゃくちゃである。
 カバ丸は四六時中飯を食べ続ける。アクションより飯を食べることに命を懸けてるみたいだ。しかもおいしそうに見えない。

 ジャパンアクションクラブが全面的に協力しているのか、アクションに迫力があったね。
 カバ丸はもう高いところから飛び降りまくっていたよ。作中大抵そんな感じだった。
 バカと煙は高いところが好きと言いたいのかもしれないな。
 あと顔芸がよかった。顔は演技で大切ですから。

 野々草かおる(森永奈緒美)は目白と共に暗躍してそうに見えて、なんも活躍をしない。
 カバ丸や麻衣にのぐそ呼ばわりされるためだけに登場したみたいだ。
 その目白にはハゲでオカマの兄(吉瀧久司)(稲健二)がいるが、片方がナチスの軍服を着ていた。
 目白は女みたいに育ったというが、女形みたいなんだけどね。

 カメオ出演では大久保家の女中に志保美悦子(黒縁メガネをかけていた)や、執事の八木(高田純治)。
 焼きそば屋の野際陽子は昔才蔵に恋をしており、朝丘雪路と取り合っていた。
 あとは前島のボディガードに安岡力也。焼きそばの屋台の親父にストロング金剛の豪華さである。
映画パンフレット 伊賀野カバ丸(1983作品) 発行:東映(株)映像事業部(A4版) 原作: 亜月裕  監督: 鈴木則文  出演: 真田広之映画パンフレット 伊賀野カバ丸(1983作品) 発行:東映(株)映像事業部(A4版) 原作: 亜月裕  監督: 鈴木則文  出演: 真田広之
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[C120] 無題

お久しぶりです。
掲示板の書き込みありがとうございます。
今頃になって申し訳ございません。

漫画の実写版は、下手に新作を作って滑るより、誰かが見てくれるであろう安心感があるように思えます。
伊賀のカバ丸は見ていませんが、銀の匙やるろうに剣心など、最近の実写版は中々見せてくれるものが多いので、莫迦にはできません。(馬鹿ではない。)

話は変わって、梶芽衣子さんは生きてらっしゃるけど、時代劇が衰退して、お姿を見かけません。ドラマに出てほしいですね?

[C121] こんばんは

 神威雅人様おひさしぶりです。

 おっしゃる通り漫画の原作付きならファンが観てくれますからね。どれだけ原作を粉砕されたかを確かめとかに。
 カバ丸の時代はまだ実写に五月蠅くない時代な気がします。今みたいにネットとかで情報が簡単に手に入らないから。

 るろうにとか変態仮面とかは面白かったですね。それ以上に外れな作品が多いのも難点です。

 梶芽衣子さんはわかりません。テレビドラマは興味がないので。でも梶さんのような眼力を持つ女優がいないのは残念です。では。
  • 2015-02-13 17:02
  • 江保場狂壱
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